イギリスに来る前から、ネットで調べて分かってたんだけど。こっちって日本で言う化粧水的なものがないの。いままでは、日本から持ってきた化粧水を使ってきて。それもいよいよ底を尽きかけてきたけれど。取り寄せるにはお金かかるし。でも来月オットが日本に10日ぐらい帰ることになってので。こちら流のスキンケアも一度試してみて、やっぱり日本のがいいなーってなったら、オットに日本から持ってきてもらおうかなと思ったのです。
試してみたのはD.R.Harrisっていう、創業200年ぐらいの薬局のMilk of Cucumber & Roses。
グリーンパーク(バッキンガム宮殿の最寄駅があるところ)の近くにお店があるよ。
お店の雰囲気は、ほぼ、銀座とかにあるサンタ・マリア・ノヴェッラみたいな感じだよね。壁一面、棚になってて、この薬局が昔ながらの製法で作った石鹸やコロンやクリームが並んでる。
でもやっぱり、薬局だから。店の片隅には頭痛薬とか、一般的な薬局で扱ってる薬も置いてあったよ。
↓いちばん右のが、今回試したやつね。
クレンジングにも(=ふきとり化粧水的な使い方)、保湿にも使えるってラベルには書いてある。
だいずはこっちに来てからまったくお化粧をしなくなったので。クレンジングとしてではなく、化粧水代わりに使ってみてるんだけれど。すーっと肌に入っていく感じで、使った後はお肌がさらっと、ふわっとしてるの。バラときゅうりの香りってのも微妙な組み合わせに思えるけれど、これがなかなかいい香りで。使った後しばらくは、この香りがかすかに漂っていて、なんかすごく気分良いのです。
100mlで21.5ポンドというお値段も、まあ、高からず安からず。なので、しばらくはここのを使ってみようかな。
上の写真、真ん中と左のやつは、どちらもWaitrose(スーパー)で買ったもので。真ん中はボディーソープ、左はハンドソープで、どっちも2ポンドしないんだけれど。安いわりには香りがすごくいいんだよねぇ。まあ、D.R.Harrisと比べちゃうと、安っぽいというか、香りがちょっと強すぎるかなーって感じではあるけれど。でも香りがすごくフレッシュなの。
バニラ&ラズベリーの香りのボディソープで、1ポンドぐらいのものなんて、香りも安っぽいんだろうなーなんて。そんな期待していなかったので、使ってみてビックリしたよ。ほんと生のフルーツみたいな香りがするの。これは、だいずの想像なんだけれど、香りを作る工程上で、加熱とか加圧の処理が日本より少ないんじゃないかな。加熱しちゃうとフルーツって、ジャムっぽい香りになっちゃうんだと思うんだ。
だってね、このまえビール会社の人に聞いたんだけれども。イギリスでは瓶詰めした後の殺菌処理はしなくていいんだって。だから、ドラフト(樽)と瓶では、容器が違うだけで、中の味は同じなのだそう。わざわざ、出荷前にサンプルテストして、味が同じことをチェックしてるんだってさ。日本では瓶ビールと生ビールはぜんぜん違う味するでしょう?熱をかけると風味が変わっちゃうのは、フルーツもビールも同じなのだと思うのです。たぶん、きっとそーゆうことなんじゃないかしら。
で、D.R.Harrisのローションが結構よかったので。オットが日本の実家に持ち帰るお土産用に、ハンドローションも買ってみたよ。ついでに、石鹸はだいずの洗顔用に。パッケージのデザインがステキだよねぇ。
パッケージ、上のほうにプリントされてる印章2つは、ロイヤルワラント(王室御用達)のしるしで。左がエリザベス女王、右がチャールズ皇太子だそうです。
このシリーズはローズ・ゼラニウムの香り。さっそく石鹸をバスルームに置いたら、すごくいい匂いが漂っていて。こういうのがあると、なんか急に優雅な気分になれるよね。香り以外はなにも変わってないのに。香りってすごいね。
今回あらためて思ったんだけれど。日本にいるときに好きだったものを思い返してみると、洋服はマーガレットハウエルやジョセフだし、oasisやジャミロクワイにもハマったし、ブリジット・ジョーンズはDVD買って何度も観たし。コリン・ファースも、ジュード・ロウも、ユアン・マクレガ―も、ダミアン・ルイスも、イギリスの俳優さんで。自覚は全くなかったんだけれど、結構イギリスのものが好きだったんだねぇ。
イギリスらしいもので、なにか新たなお気に入りを探してみたいなぁって気分になってきたよ。もっと、今ここにいるからこその、イギリス的な何かにどっぷりハマってみたいなー。
なんだろかーそれは。
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