フジコさんの動物救援チャリティー・コンサートに行ってきたよ

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先週日曜は、フジコ・ヘミングさんの動物救援チャリティー・コンサートに行ってきたよ。

今年7月に入ったころに英国ニュース・ダイジェスト(フリーペーパー)に広告が出てるの見かけてチケット買ったの。

8月中旬の号にはこのコンサートを紹介する記事も出てたし、席はギリギリまで買えたっぽいね。
→英国ニュース・ダイジェスト「フジコ・ヘミングさん 繊細な人々の心を動かすコンサートをしたい」

このコンサートの収益金は東日本大震災の動物救援センターと、イギリスにある動物愛護団体に寄付されるのだそう。

今までピアノのリサイタルって行ったことなかったんだけど。一番いい席でも35ポンドってなかなかお手頃価格なんじゃないかなーと思って飛びついてしまった。このコンサートだけじゃなく、このホールではこういう価格設定みたい。(→ロンドン・ナビ カドガン・ホール)スローンスクエアっていう、北に歩けばナイツブリッジ、西に歩けばチェルシー、高級ブランドの路面店が並ぶオシャレな地域にあるのに。すばらしい。

Cadogan Hall
この建物、もともとは教会だったんだって。他で見かける教会と比べるとモダンな雰囲気を感じたんだけれど。それでも建てられたのは20世紀初頭だそうです。

全部で950席しかない、こじんまりしたホール。

来てた人はほとんど日本人。着物の人もチラホラいたよ。

最近はおシゴトが少し忙しくて、なかなか昼寝もできない日々だったので。ピアノ聞いてたらきっと寝ちゃうんだろうなーなんて思ってたんだけれど。

まあ、それはそれで気持ちよさそうだよなーとも思ってたんだけれど。

ぽーっとなりながらも、ずっと起きてました!

14~5曲のなかに、トルコ行進曲(モーツァルト)、トロイメライ(シューマン)、愛の夢(リスト)、ノクターン第2番(ショパン)、別れの曲(ショパン)、月の光(ドビュッシー)といった、むかーし自分でも弾いたことのある曲とか。弾いたことなくても知ってるラ・カンパネラ(リスト)や革命(ショパン)とか。馴染みのある曲が多かったので聴き入りやすかったし。

フジコさんの演奏を聴くと、自分が同じ曲を弾いていたとは思えなかった。だいずがピアノを習ってた頃って、有名なあの曲を弾きたいとか、早く正確に弾けるようになりたいとか、そういうことしか考えてなかったかもなーって。譜面通りに弾くだけで満足してたんだと、そのころを振り返って思ったよ。でも、フジコさんの演奏は、当然だけど、そういうのとは全くの別物で。ピアノで奏でることでその曲を楽しんで愛でてる感じ。同じピアノ、同じ音でも、その曲の曲調によって変化する、すごく表現豊かな演奏でした。

まあ、いろんな人生経験を経て歳を重ねた今のフジコさんだからこそな表現だったりするのかな。中高生がこんな風に情緒的に弾いちゃったらちょっとね。小学生が”ど”演歌をコブシきかせて歌ってるの見てるときに似た微妙な気持ちになりそうだ。

で、評判どおりラ・カンパネラ(リスト)がやっぱり印象的だったかなー。ウチに帰って、じゃあ他の人はどんな演奏してるかなって聴き比べしたりして。今週はずっと頭の中でラ・カンパネラと革命が流れてる。

コンサートから帰ってきてあらためてフジコさんのインタビュー記事を読んでみたりしてはじめて、彼女が猫を愛する人だと知り。彼女の猫についてのコメントには、胸が熱くなったり、だよねーだよねーって。共感しっぱなしでした。

そして、あるインタビューで彼女が引用した、シュバイツァーの名言をここに貼っておこう。

「人生の艱難辛苦(かんなんしんく)から逃れる道は2つある。音楽と猫である」

うん、間違いないね。あと美味しいものを食べることを加えてもいい。

あ、あとお昼寝?

ああー久々にいい気分転換になったわー。

コンサート、けっこう割安で行けるんだなーって分かったので。たまに興味持てそうなのないかチェックして出かけるようにしたいなー。

>>ロンドン街歩き まとめページへ

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