ヨーロッパ旅行、まだ日記にしてないもののなかでいちばん印象に残ってるのがポルトガル・リスボンで。本帰国前、最後に選んだ旅行先。アムステルダムのおウチを引き払ったのが6月25日、だからちょうどお引越し1週間前の、6月17日(月)・18日(火)の、1泊旅行です。
本帰国したらしばらくはヨーロッパに来ることはないだろうから、どうしても行っておきたいとこってどこだ?って考えたときに、ふと思い出したリスボン。
実は、10年以上前に、ひとりで旅行したことがあったの。
そのころ勤めてた会社で1年に1回、1週間のお休みを取れる制度があって。ムリやり1週間休むから、前日まで毎日残業で。ガイドブックを2冊ぐらい買ったけど、出発前に読むヒマなくて。とりあえずホテルだけ押さえて、飛行機の中でどこまわるか決めようって思ってたのが。
飛行機に乗ったとたんに爆睡!
さらに、ロンドン・ヒースローでの乗り換えのときに、機内にガイドブックを置き忘れて降りてきてしまいー!!
リスボンのツーリストインフォメーションで地図をもらってきて。ロカ岬とか、シントラ(世界遺産)とか、なんとか観光はできたものの。
食事は英語メニューのない、食堂みたいなところばかり入ったから、あてずっぽうで頼むと毎回イワシの塩焼きみたいなのが出てきて。おひとりさまだから色んなメニューを頼むこともできず。
そして、ファドを聴きに行きたかったけど。夜の街を見た感じ、夜遅くにひとりで歩く気分になれず断念。
と、かなり不完全燃焼だったの。
それでも、リスボンの古い街並みをあてもなくブラブラお散歩するのがとっても楽しくて。またいつか行って、今度は美味しいものを食べ歩いて、ファドも聴きに行くんだーって思ったのよね。
2015年に渡英するまでは、ヨーロッパにはスウェーデンとポルトガルの2カ国しか行ったことがなくて。どちらもヨーロッパの端っこでしょう?しかもあまりパッとしない国(なーんていった怒られるかな、、、)で。
建物もゴハンも、スペインに似てるけど。でもスペインほど華やかじゃない。なんだか垢抜けない。でも、それがまた良いんです。だいず好みなんです。
細い路地に、古びたアズレージョ(タイル)の建物が並んで。中心部でも1本奥に入ると、使われてない廃屋があったりして。大航海時代に栄えたきり、そのまま止まっちゃったかのような。古い街並みがとても印象的だった。
たぶん、人生初めて入ったヨーロッパの大聖堂がリスボンのもので。すごく質素な内装だったけれど。厳かな空気に満ちていて。高い天井を見上げたときに、ふと、(ああ、いつかの時代にここに住んでたことがあったかも!)って感じたりして。
飛行機にガイドブックを忘れたのも、この教会に入るためだったのかも!って思ったよね。ガイドブックあったら、もっと観光客向けの場所に出かけるのに忙しくなり。こんなに街ブラできなかったはずだもの。
そんなリスボンが、10年以上経って、どんな風になってるかも見てみたかった。
オシャレなお店も増えてたけれど。
だいずの思うリスボンのリスボンらしさはそのまま残っていて。1泊2日だったけど、大満喫できたよ。
初日はなんと2万6千歩も歩き。
坂道いっぱいの街だからか、登った階数はなんと43階分!ってのに驚いた。
写真も山盛り。
なので。食べ歩き編とお散歩編に分けて書く予定です。
楽しみに待っていてください。
ヨーロッパ旅行まとめ