去年5月のハンガリー・ブダペスト旅行。2日目はドナウ川の西側・ブダ地区散策、3日目は午後の便で帰る前に、ブダペスト中央市場を見学したよ。
<2日目>ブダ地区
ホテルで朝食
⑪セーチェーニ鎖橋を渡ってブダ城へ
⑫漁夫の砦、人気のケーキ
⑬ゲッレールト山と女神像
⑭ゲッレールト温泉(水着で混浴)
③の近く ステーキハウスでマンガリッツァ豚
<3日目>
ホテルで朝食
⑮ブダペスト中央市場
⑯カフェでケーキ
もくじ
⑪セーチェーニ鎖橋を渡ってブダ城へ
前日夜に、美しくライトアップされた姿を堪能したセーチェーニ鎖橋。2日目はこの橋を歩いて渡って、ドナウ川西側のブダ地区を散策。↑橋渡ってすぐ、左手の丘の上にあるのがブダ城。橋とブダ城の間にケーブルカーがあるの分かるかな?
橋にはライオンがいっぱい。
けっこう急勾配なので、ワレワレはケーブルカー一択でしたけど。行列15分ぐらい並んだかなぁ。
ケーブルカー降りてすぐのとこに大統領官邸があって(↑衛兵さんの後ろに写ってる建物)。建物のすぐそばまで近づけちゃうのね。
ブダ城、今建ってるのは19世紀半ばに建てられたもので世界遺産に登録されてる。13世紀ごろにはすでにここにお城があったそうで。13世紀にはモンゴル軍に、17世紀にはオスマントルコ軍に破壊され。さらに2度の世界大戦で大規模な被害を受けたんだとか(wikiより)。
今は博物館や図書館として使われてるようなんだけれど。
建物の中には入らず。お庭からの景色を楽しませてもらいました。
お天気が良かったから。遠くまで見渡せてすごく眺めが良かったよ。
⑫漁夫の砦
ブダ城を出て、立派に整備された建物の並ぶ通りを少し歩くと漁夫の砦っていう1903年に建てられた「世界で最も美しい」といわれる(このフレーズ、多くない?)漁夫の砦があるんだけれど。砦前の広場がこんな混雑具合で↓
もう面倒臭くなって、入るのをあっさり諦めてしまった。。。すごい人なんだもの。
広場の反対側にはマーチャーシュ聖堂(正式名:聖母マリア聖堂)、ドーンと重厚な存在感があって。
カラフルな瓦屋根が目を惹きつける。だいずが旅したほかのヨーロッパの国では見た中ではこういうの、なかったから。すごく新鮮。アジアの香りを感じるヨーロッパ。
ああ、ここも中に入らずじまいだったんだ!
今調べてたら、オスマントルコに支配されてた時代はモスクとして使われてたそうで。中の装飾も独特なんだわ、幾何学模様とか唐草模様とか。西にありがちな聖堂とはちょっと雰囲気が違う様子。入ればよかったー。
ご興味ある方は、マーチャーシュ聖堂のバーチャルツアー(→こちら)をお楽しみください。
たぶん、去年の5月ってもう引越しの準備とか、母との旅行の準備とかで手一杯で。事前に調べる時間が無かったんじゃないかなぁ。
ブダペストのどこを観るかは完全にオットにお任せで。オットもまあまあ淡白なのでね。混んでるとすぐ「ま、いっか」ってなりがちなんだよなーワレワレ夫婦。反省。
で、ブダ城や漁夫の砦のある王宮の丘を階段で一気に降りて
次の目的地へ、こんどはトラムで向かったよ。
⑬ゲッレールト山と女神像
さっきも書いたけど。今回の旅の計画はすべてオット任せだったのね。で、次どこ行くって説明もなく連れてこられたのがブダ城からも見えたこの↓小高い山のふもと。↓山の頂上に女神像があって。そこが観光スポットとなっているらしい。
えー!?もう景色はブダ城で観たから十分だよ!って抵抗してみたんだけれど聞き入れられず。山道をブーブー文句言いながら登りはじめましてー。
予想以上に傾斜があってゼーゼー、ブースカ言いながら登る。
途中で見えた景色が十分キレイだったからさ、
もうこれで十分だから引き返そうよーって、相変わらずブーブー言ってたら。
途中、上から降りてきたお兄さんが、一度すれ違った後に引き返してきて。スマホで写真を見せながら
「ねえ、見て!いちばん上まで登るとこんなすごい景色が観れるんだよ!!登った甲斐があったって思えるからね。頑張って!!」
って声かけてくれたの。キラキラした笑顔で、めっちゃさわやかなお兄さん。それだけ言って、「じゃあね!」って行ってしまった。なんてステキな人なんだろう。なんて優しい世界。
それにしても、そんなヒドい顔してたのかな自分? 眉間に深いシワ刻んでたかな?? って、あとから恥ずかしさがこみ上げたわ。あぁ、文句ばっかり言って今を楽しまないなんて、もったいないことしてた。
それに、自分が彼の立場だったら、そうは思ってもなかなか行動に移せないだろうなぁと思ったよね。余計なお世話だろう、突然話しかけて変な人って思われないかな、なんて尻ごみするに違いない。そうやっていろいろ考えすぎて行動に移せない、っていうのを少しでも変えていきたいなーって思った次第です。
ありがとう、お兄さん! だいず、頑張るよぉ!!
で。頑張って登りきったところに女神像がそびえ立ってましたよー!
wikiによると。
もともとは、第2次世界大戦では枢機国(ドイツとか)として戦ったハンガリー王国をソ連が占領したときに、「ハンガリーのナチス・ドイツからの解放」を記念してソ連が建てたもの。その後、1989年にハンガリーが社会主義から民主主義に転換したときに、この像に刻まれている碑文もハンガリーの自由と独立を記念するものに書き換えられたのだそう。
眺めは確かにすばらしかった。ここからの夜景もオススメのようです。
だいずたちは山の北側からの鬱蒼とした山道を登ったけれど。南側からのほうが公園のように整備されてるのと、急だけど山頂までの距離が短いので。夕方登るなら南側からがオススメと思います。
⑭ゲッレールト温泉
女神像のあるゲッレールト山から南側に下りてすぐのところにあるゲッレールト温泉は、ホテル・ゲッレールトのなかにある。ここに来るために、この日は朝から水着とタオルを持って観光してたのよ。今の建物は1910年代に建てられたものだけれど。このあたりで沸く温泉の療養効果は、13世紀の文献で取り上げられていて。この場所には中世には病院があって、オスマン帝国による統治時代に温泉施設が作られたんだそう。
チケットにはロッカーチケットとキャビンチケットがあって。ロッカーは文字通り、荷物を入れるロッカーだけを、キャビンは試着室ぐらい狭い(最近は広い試着室も増えてるけど、、、昔からあるサイズ)鍵をかけられる場所を借りる形。
だいずたちはキャビンチケットを購入。
更衣室は男女で分かれてるけど、男性更衣室の中を通って女性更衣室に入る、みたいなゆるい造りになっているし。日本の更衣室のようは密閉空間?ではないので。キャビンがいいと思う。
だいずたち2人ともスマホはウォータープルーフじゃないし、更衣室で写真撮るのもあやしすぎて憚られ。内部の写真はまったく撮ってないの。
屋外に温泉プール、屋内にいくつかお風呂と温泉プール(泳げる場所)があるのね。屋外プールに入ってみたけど、温泉とはいってもほぼ常温ぽくて、気温22℃ぐらいだったし体が冷え切ってしまい。
屋内入って施設をさまよったんだけど案内が不親切すぎて、どこになにがあるか全く分からず。
入り口近くの38℃の湯船にとりあえず浸かってみた、、、でも体まったく温まらないし、湯船から出ると寒いしで。しばらく38℃の湯船でじっとしてた。で、帰り際にもっと奥のほうまで探しに行ってみたところ、サウナと、40度の温泉が見つかりました。。。最初からここに来れば良かった。
38℃のほうにずいぶん長く浸かっていたので。もうこれ以上温泉は要らない、と。サウナで体を温めて退散。温泉よりもサウナのほうが、居合わせた人とおしゃべりしやすかったりして楽しいね。そばに座ってた地元の奥様、健康のために年間パス買って毎日この温泉に通ってるんだって言ってた。うらやま。日本でもそういう生活したいのなー。
⑮ブダペスト中央市場
3日目は、ホテルから歩いてすぐの中央市場をブラブラして終了。内部は写真映えする、オシャレな空間になってましたよ。
1Fに食材やさん(野菜、お肉、魚、お酒、お菓子などなど)
地下にはピクルス屋さんや、道具やさん
で、2Fにはレース編みとかのお土産やさんと、食事できる屋台みたいなお店が入ってた。
ハンガリーの刺繍やレース編み、すごくステキなんだけど。お土産屋さんで置いてるのはすごく凝った仰々しい?のが多くて。2日目のケーキ食べたお店で使ってたみたいな↓シンプルなのが欲しかったんだけどなー。
だいず好みなものはここでは見つからなかったわ。
こういうのをテーブルに飾るような生活したいわぁ、と憧れるけれど。もちぐされの予感しかしなかったのよね。今の部屋を見渡してみても、この感覚は正しかったと思うけれど。いつか、こういうのをステキに使える人になりたいわぁ。
おまけ
観光してる間は大丈夫だったんだけど。最終日、空港で搭乗案内を待ってる間に2人ともすっごい鼻炎に襲われて。あれは花粉だったに違いない。ロンドンやアムステルダムではここまでひどく反応しなかったので。いったいなんの花粉が飛んでたんだろうって気になってたんだけれど。調べてみたら、今(6月)ごろブダペストで多く飛んでるのは、牧草の花粉!らしい。
ほぉ。すっごいムズムズしたわよ。
この日はフランスでストがあったために、だいずたちの乗るアムステルダム行きも出発が2時間ぐらい遅れたのでね。待ってる間ずっと鼻水との闘いでした。持ってたティッシュを使い切ってしまい、デューティーフリーにティッシュ探しに行ったりして。
で、オットは人目も気にせず鼻にティッシュを詰めて過ごし。だいずはそれ見て笑って飛行機を待ちました。
ああ、ブダペスト、ステキだったなぁ。たしかに東欧のほうが、ロンドンやパリのような派手さ・リッチさ?はないけれど、のんびりとしてて生活の質は同じかそれ以上に豊かかもしれないと思ったよ。いつかまた行きたい。
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