荒川区なんどりさんに行ってきた 「響け!情熱のムリダンガム」も観てきたよ

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ただいまのだいず、南インド料理、とくにベジが好きで好きでたまらない。野菜や豆とスパイスを組み合わせるとこんなに旨味が出るんだってのが本当に驚きなのだよね。

「南インド」といっても、地域によって雰囲気が違うみたいだし。さらにだいずは現地でそれぞれを食べた経験があるわけじゃないのでそれが地域の特徴なのか、それともその店・シェフの特徴なのかが良く分からないんだけどね。まあ、そういう細かい分類はさておき、食べて美味しいのだから、今はそれで十分。

とにかく、ここ最近、都内で南インド料理やさんをそこそこ食べ歩いてみて、だいず的には鶯谷のPositive Masara Attitudeさん(以降ポジマサさん)のミールスがイチバン好みなの。

8月に虎ノ門ナンディニさんでイドゥリにハマり。もっといろんなお店のイドゥリを食べたいなーと思っていたところに。 ツ...

お店に行く前も、食べた後も、食べたその日は夜寝る前も。どこがどんなふうに美味しいのかを振り返ることに没頭してしまう。

食いしん坊なだいずですし。肉も好きなので。南インド料理以外にも、ラーメンとかジンギスカンとか、饅頭とかせんべいとか、好きなものはいろいろあるけれども。ミールスは絶対的にベジ、なかでもポジマサさんのお料理はとても不思議な存在感なんだよね。

だって。どこがどう美味しいかが、うまく説明できないのだもの。
具がゴロゴロしてるとか、コシがあるとか、出汁が効いてる、臭みがない、肉汁がジューシー、焼きたてで出てくる、いろんな味が食べれる、とか。そういう分かりやすい要素じゃないんだよね。ベジミールスは全般的にそういうところがあるけれど。それが極まってる感じ。かな。
  • 具はあってもその存在感がスープと一体化してるから具のゴロゴロ感はない(それが良い)
  • 動物性の出汁は使っていない(なのに美味しい、というか肉は無いほうがいい)
  • 動物性の具は入ってないので臭みも肉汁もない(同上)
  • 他の南インドミールスよりも皿数が少ない(多ければいいってものじゃないと感じ始めている)
写真を振り返ってみても、カレーは3種類、見た目の形はいつも一緒。色味が微妙に違うだけ、のように見えるけれど。食べると毎回ぜんぜん印象が違うのです。

左から 上)ナスのサンバル、パイナップルラッサム、カボチャのコロンブ。 下)ヘビウリとトラムスティックのサンバル、ペッパーラッサム、カボチャのココナッツコロンブ



毎回サンバル(左)とラッサム(中)が付いてるけど、日替わりなのは具だけじゃなくて。3種類を合わせた時の味のバランスを考えて、それぞれの味の造りを組み立ててるんだそう。3種類それぞれがキレッキレに研ぎ澄まされていて、それぞれが無くてはならない構成要素になっている、重なっている要素が少ない感じ。

そのまま食べて美味しくて、混ぜたらまた美味しい。混ぜた時の味わいも食後の余韻も毎回違う。そのうえ、食べてそれが何のスパイスなのか、っていうレシピ的なことはだいずには全く想像付かないからさ。

店主さんから軽く説明してもらってから改めて味わうと、だいずの味覚が開く、というか。
ああ、言われてみればこの部分がそうなのか、とか。初見(?)では気づかなかった部分に気づけたりして。なんかすごく感覚が研ぎ澄まされていく感じがするの。大袈裟に言うと、内観とか瞑想とかしてるような自分の内側に向かう感じになる。

そういうのって、写真では伝わりにくいし。
口の中で感じる味覚の変化だから。とても主観的で。誰でも同じように感じるとは限らないかもしれないし。どうオススメしたらよいか分からないし。

だいず自身も、ポジマサさんのミールスはまだ3回しか食べてないけれど、初回よりも2回目、2回目よりも3回目と、食べるごとにさらにハマっていく感じだから。初回、2回目ぐらいまでは、ほんとに今日はポジマサさんでいいのかと鶯谷駅で電車を降りるまで迷ってたもんなー。

野菜嫌いなオットを誘っても断わられるだろうから(食べさせたとしても「悪くないけど、オレは肉が食べたい」とか言いそう)。オススメする相手も選んだほうがよさそうな気もするし。とにかく誰かに食べてもらって美味しいと言ってもらいたい欲求が半端ない。



前置きは長くなったけれど。
そんなポジマサさんが南インド料理にハマるきっかけとなった荒川のなんどりさん。ポジマサさんが言うには、オープンから10年の間に更に研ぎ澄まされてスゴイことになっているというので。前々からお店の存在は知っていて、気になりつつもちょっと行きにくい場所なのでお邪魔する機会がこれまでなかったなんどりさんに、いよいよ行ってきましたよ。


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尾久駅から徒歩6分

JRだと高崎線・宇都宮線の尾久駅から歩いて6分。都電荒川線なら荒川車庫前駅から徒歩3分。荒川線の線路沿いにある、とっても個性的な見た目のお店。


今年5月のアド街ック天国「荒川遊園」の回で14位で紹介されてたんだねぇ。

尾久駅、今回初めて降りたよ。駅の南側に車両センターがあって。ここにお召し列車に使われる車両や、豪華寝台列車が所属しているんだそうで。

スライドショーには JavaScript が必要です。



この日の構内は閑散としてたけど。そういうのが居るタイミングに行ったら、ホームは撮り鉄さんたちで溢れてるのかな。


ミールス!

ランチメニューはベジミールスのみ。


カウンターで頂いてきました。


ポンニライスとは。調べてみたら、南インドのタミルナード州で日常的に食べられているお米で。バスマティほど長くなくて、香りも強くないのだそう。

たしかに、バスマティとは雰囲気が違って。パラパラしてるうえに弾力があった感じがする。(米の違いではなくて炊き方の違いなのかもしれないけど)ほかのお店でもバスマティほど長くないけど日本米のような粘り気はないなーというお米を食べた記憶はあるので。それもポンニライスだったのかもしれない。。。

やっぱり美味しくて。ライスお代わり(+100円)してしまいました。どこがどう、とかそういうのは良く分からないけれど、とにかく美味しい。だいず的にはオカズのなかにさつまいもやカボチャが入ってるのって苦手なことが多いんだけれど。このさつまいものコロンブはとても良かった。さつまいもが全体に馴染んでるというか、さつまいもがスパイスと合わさって美味しくなってる感じ。

店主さんとのおしゃべりは特になかったので。わー美味しいなぁゴクゴク、で完食。それで十分なんだけれど。やっぱり解説あったほうが2度楽しめる感じはあるな。


なんどりさん配給の南インド映画

配給って、どのぐらい大変なことなのか想像もつかないけれど。飲食店さんが映画を配給しちゃうんだー!って驚いたし。なんかこう、観に行かなきゃって気持ちになり。

行ってきましたよ、渋谷のシアター・イメージフォーラム!

躍るマハラジャ的に全員で踊っちゃうようなシーンもあるけれど。インドの伝統音楽とか、現代のインドでの暮らしとか、そういうリアルなものが観れたように感じてなんかすごく良かった。思わず帰りにパンフレットも購入してしまったわ。

響け!情熱のムリダンガム 公式サイト


2018年制作、現代のお話だけれども、まだまだカースト制度が色濃く残ってるんだなって驚いたし。貧富の差もすごそうだし。言葉や料理だけでなく、音楽も、地域によってすごく多様なところとか。観ててさらにインドに行ってみたいような、でも、カルチャーショック受けそうで怖いような。前々からインドは行ってみたい国ではあったのだけれど、さらに興味が深まって。

とりあえず最近はアマプラでインド映画を観たりしているよ。

そんな10月でした。あっという間にもう今年も2カ月しか残ってないのねー。焦る。

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