ずいぶん前に雑誌で紹介されてるのを見かけてからずっと気になっていたこのお店に、先月ようやく行くことができた。
吉祥寺駅から吉祥寺通りを北に向かって15分ぐらいあるいたところにあるSAPPADU READY、日本人の方がやってる南インド料理のお店。紹介されてた雑誌もDancyuだったかなぁ、ちょっとこだわり系な料理かオシャレ生活をテーマにした雑誌だったような記憶。
吉祥寺のお店として紹介されてはいるけれど、住所は練馬区よ。
これだけ駅から離れると人通りも少なくて。練馬らしさが炸裂しているなかにある
コジャレたカフェのようなお店。
この日はオープン直後に伺ったので。だいずが一番乗り。
ここはもう、とにかくお店のしつらえがとっても素敵で。
どこを撮ってもトリミングの必要がない写真が撮れてたの、感心してしまった。
お店のインスタで使われてる、インドのどこかで撮ったらしい写真たちと同じ空気を感じる素敵なお店。店主さんの穏やかで優しい話され方も、雰囲気に合ってた。
席はカウンターだけで5席ぐらいかなぁ。
メニューもまた気負わずオシャレな感じ。
だいずは、2種盛りでミーンコランブ(たしかブリだった)とサンバル(1200円)。あとラッサム(200円)と、食後にホットチャイ(300円)もいただきましたよ。※2022年10月の価格。11月から価格変わってます。
盛り付けもとっても映えるねー。
だいずにはラッサム必須な今日この頃。
食べた印象として、丁寧に作られた感じがして。
混ぜて食べるよりも、それぞれを味わう感じだったかな。トーレン(炒め物)やウールガイ(ピクルス)も付いてるけれど、それぞれ混ぜていっても美味しさの段階は変わらない。見た目そのままの味わいで終了した感じだったなー。
ミーンコランブは、トマト多め、なのかな? エリックサウスのレシピ本で作った魚カレーに雰囲気が似てる、と思ったら。やはり、エリックサウスのご出身でした、店主さん。でも、全体の作りはエリックサウスとはまた違う感じかなぁ。
シャバ系まではいかない、トマトや豆でペースト状に近いカレー。スパイスも粒々しいというかスパイスを食べてる感が強いのが、系統はまったく違うけど、エチオピアの野菜カレーに似てるなぁと思ったり。自然派カフェとかで出してるカレーっぽいなぁと思ったり。
エチオピアも出会ってしばらくハマったから。好きなんだけど。だいずにとっての「今」ではなかったかもしれない。
ツイッターなどで見かける、インド通なインドカレー垢みたいな人たちも絶賛しているし。オープン前には現地でお料理教えてもらったりされたっぽいので。間違いない味なんだとは思うけれど。美味しかったけれど。
Danchuに取り上げられるぐらいだから、結構前からやってる名店なのかなーと思い込んでたものの。訪問後にいろいろ調べてみたらオープンは2020年5月なんだねぇ。で、2020年8月には料理王国の表紙を飾り。だいずが見かけたと思われるDancyuは2021年夏ごろのものっぽい。
オープンしてすぐにこんな風に取り上げられるって。業界に知り合いがいるのか、もしくは、抜きんでてオシャレな感じに仕上がってるから、あのあたりに住む業界の人のアンテナに引っかかった、ってことかなぁ。インスタを見る限り、オープン前には特に間借りなどの活動はされてなかった風なのに。オープン初日から売切れてるんだよね。
美味しいだけじゃ売れないのが南インド料理、と勝手に思い込んでいるので。なんかお料理以外のこともいろいろと妄想が膨らんでしまった。
異国のエスニックっぽさが苦手な人でも食べやすいんじゃないかなぁ、そしてお店が素敵だから入りやすい。Googleの口コミを見ていると、異国の方の接客が気になる方も一部いらっしゃるようなので。そういった不安要素が少なくて、試すのに勇気は要らないお店でもあるね。