そんなにいろいろなお店のイドゥリを食べ歩いたわけではないんだけれど。
数少ない経験のなかで今のところは、先月初めて行った西大島のマハラニのがだいず的イチバン認定。月に数回だけの浅草あたりでのオシゴトの日に、出勤前に寄るのにちょうどよい場所にあり、11時から営業しているからゆっくり食べれてほんとありがたい存在で。
今週も食べに行ってしまった。
これから月1回ぐらいのペースで行ってしまいそうだな、飽きるまでは。飽きることがあるのかどうか、だいずには見当もつかない。
都営新宿線 西大島駅
この駅で降りるのは初めてなんだけれど。新卒で入った会社が岩本町にあって。当時京王線沿いに住んでて都営新宿線で通ってたんだよねー。その後、引越しと転職してからはほとんど乗ることが無かったから。新宿線に乗ると、すごく懐かしい気持ちになる。
そのうえ、同じ部署だったお姉さんが西大島に住んでたからさ。あの人、今どうしてるかなーって。この駅で降りるたびにとても気になる。
だいずは基本的にマメに連絡することがないので。学生時代はクラス替えがあれば、前のクラスで仲良かった子とは疎遠になるし、転職したら前の職場の人と連絡を取ることもほとんどない。連絡したくないわけじゃなくて、新たな環境でやっていくのに精いっぱいで、ひとつや、それ以上前の環境での人たちとのお付き合いは途切れがち。連絡したいなとときどき思いつつも、日々のあれこれに埋もれてしまい、結局は連絡しないので。
だれかマメに連絡取ってくれる人がいたり、LINEでグループできてたりすればほそぼそと続いていくんだけれども。そうでなければアッという間に疎遠になっちゃう。
そのお姉さんは、その会社の取締役(社長の弟)が働いていた商社での部下だとかで。取締役が商社を辞めてその会社の取締役に就くときに、一緒に連れてきたらしい。歴史の長い製造業、業種的にも古い体質の会社で、商社からやってきた社長の弟が新たに貿易課を立ち上げ、そこで働く人を商社から連れてきたんだよね。
周囲は反感を持っていて非協力的で。その女性は取締役の愛人だと噂されて、社内で孤立していた。ほんとに愛人だったのかは知らないけど。そうやって「取締役の愛人」なんて揶揄する人たちのなかにも不倫してる人たち居たし。だいずも新卒1年目にして不倫のお誘いを受けるというショッキングな出来事があり。小さな会社なのに(小さな会社だから、なのか?)ドロドロしていた。
昔から同じことをずっと続けるだけで売上が維持できるならいいけれど。そうじゃないんだから、新しいことには協力してくれたらいいのにね。だいずは新卒だったから。貿易課にいても周囲からは優しくしてもらいましたけれども。
貿易課のお姉さんは、なぜかいつも、だいずに信用取引の説明をするときに。「もし、あなたが、道ですれ違った知らない人に、お金貸してって言われたら」って例えるんだけれど。しかも、「ジュース買いたくて」とか細かい設定付けてて。それ言われるたびに(その例えって要るか?)と内心思ってたんだった。西大島はまだ2回しか行ったことないけれど、駅の階段を上り下りした両日ともにそのこと思い出したわ。
懐かしすぎる。
貿易課は立ち上げから2年で、期待ほどの売上が上がらず解体されることになり。それまで国内事業の非協力的な人たちにも辟易していたから悩むことなく転職して。次の会社でいろいろな経験をさせてもらったし。
オットはこの会社での同期で。オットとのご縁をいただけたから。やっぱり、ここに就職したのも、あっという間に転職したのも、だいず的には良かったのだと思う。
西大島駅からそんな思い出に浸りながら歩いて5分ぐらいのところにあるマハラニ。

手前が食材店、奥がレストラン。
マハラニに行く以外には行く機会がなさそうな西大島だけれども。ここに住んだらマハラニのイドゥリをすぐに食べに行けるんだよなーと。それもいいかなと思ってしまうぐらいには好き。
イドゥリセット 950円
ランチメニューは2枚あって。よくあるカレーとナンのセット的なやつ1枚と、イドゥリやドーサなどの南インドなメニューが載ってるの1枚。
このお店を知ったのは、カレー哲学さんの「マハラニのイドゥリはいいイドゥリ」ってツイート。”マスタードシード、チャナ、クミンシードをテンパリングしたオイルを生地に混ぜており、それが発酵臭と混ざってパルミジャーノ感を出している”というのを読んで。確かめに行かずにはいられなかった。
初回は、メリメリっと表面が崩れた感じのイドゥリがものすごく美味しそうで。いつもの店内の様子&お皿のアングルを撮るまえに食べ始めてしまったよ。

すっかり食べ終わってから撮った初回
2回目は食べる前に撮れました。

11時台は空いてるから。サッと座ってサッと食べて出勤できる。
初回のほうが見た目そそるので。ここからは初回の写真。

イドゥリ3枚と、サンバル(真ん中)、チャツネ2種。
このフカフカしたビジュアルがそそります。

スプーンで崩すと簡単にモロモロになり

中にはスパイスだけじゃなくてコリコリとした食感の固ゆで豆も入ってる
そこにサンバルとかチャツネとか混ぜて食べるのです。
プレーンなイドゥリを出すナンディニでは選べるカレーは毎回フィッシュカレーにしてて。フィッシュのコクが合うなーと思ってたんだけれども。
今月上旬に、アロマズオブインディア2.0で初めてイドゥリを食べて。
そのときは、「ふーん、これがイドゥリかぁ」ぐら...
ここのはイドゥリ自体にコクがある感じするから、サッパリしたサンバルのほうがバランス取れてるなーと思う。
あと、チャツネ(ココナッツと、トマトかな?)がたっぷりなのもうれしい。
イドゥリを食べたくなったら、これからはここに来るよ。