4月末から5月初旬にかけて縫っていたシャツやシャツブラウス、縫い目に針の穴がプツプツあいちゃうし、縫い目はヘロヘロするしで。自分の技術のなさを直視することになって自信喪失、スランプ気味だったのですが。
開き直ってしまえばなんということはない。
そして、基本的にシャツは難しく、選んだ生地も難しかったということなんだな。ほかの形、生地になったらぜんぜん気にならなくなり。5月はちょっとクセのある、変わった生地をいくつか使ったけども。どれも思ったより簡単で。もしかして、少しは成長したかしら?なんて。
あっという間に楽しいお裁縫、再開。
もくじ
この生地が縫える日がこんなに早く来るなんて
去年の夏の終わり、まだミシンを買ったばかりのころにワゴンで見つけたステキなハギレ。横糸が太い麻糸みたいな紐で。ざっくり編まれているようで、でもギュッとしなやかで。着心地良さそうなニット生地。
綿33%、麻25%、ヴィスコース42%のイタリア製、伊藤ファッションサービスさんのワゴンで一目ぼれでした。すごくステキな布が並ぶこのお店、お値段もなかなかで。初心者のワタシには失敗が怖くて手が出せないのだけれど。
ハギレならなんとか。140cm巾・1mで1000円でした。
ステキだけど、こんな生地、ウチのミシンで縫えるんだろうか?と。たぶん縫えない気がすると思いながらも、どうしても欲しくて買った生地。それをもう縫えちゃうなんて感無量。
夏のカーディガンにして、冷房のきいた部屋で羽織りたいと思ったんだけれども、かなりほつれやすいことが想像され、なるべくハサミを入れずに作りたかったので。
パターンは濱田明日香さん「かたちの服」のマイナス、の、一択。
本だと、解れにくいウール生地を使って、前後2枚を縫い合わせてるんだけど。
1枚の布の真ん中に穴をあけて首を通す形にして。首まわり、袖、裾の、開き部分はすべて黒サップ(春夏用の裏地)の裏バイアスで仕上げたよ。
着画は次のスカートと一緒に。
フリーパターン!ありがとう
腰の左右に大きなポケットの付いたスカートを作りたくてネットを彷徨っていてたどり着いたこちら↓PEPPERMINT Pocket Skirt
なんとサイズが6~28まであるんだな。そしてダウンロードPDFはレイヤーを選べば自分のサイズだけ表示させて印刷できるので。A4用紙28枚に分かれたパターンを切ってつなげるだけの簡単な作業で型紙が完成しちゃうのもありがてえ。
そうそう、こういう形のスカートが欲しかったんだーと思える仕上がり。少ないパーツ、ほぼ直線縫いだけで仕上がるのも素晴らしい。簡単なのにかわいい。しかも無料パターンという。
ありがとう、ありがとう。
この生地、織りが迷彩柄になってる、前から斎藤商店さんで見かけてた生地。
初めて見たのは紺で。紺かー、どうしようかなと思ってるうちに紺は売り切れ。しばらくしてカーキが出てきたのでここぞとばかりに即買いしたの。
しっかりしてるけど柔らかくて肌触りが良い。で、この織り模様が角度や光の当たり方によってハッキリ見えたり見えなかったりするので。思わず見とれてしまう。
好きな形、好きな生地でできたスカートですからね。5月半ばに仕上げてから、もう10回ぐらいは着てる。ヘビーローテーションな一枚に仕上がりました。
梅雨入りする前に作りたかった
雨の日のお出かけが楽しくなるように。撥水性のある布で雨合羽のように使えるポンチョっぽいものを作りたいな、って、春ごろから考えていて。日暮里に行くたびに撥水生地をチェックしてたの。ようやく気に入る、というか、縫いやすそうな生地を見つけて完成させたよ。
濱田明日香さん「大きな服を着る、小さな服を着る」
ゴムっぽいのは縫いにくそうだし、蒸れて暑そうだから。ゴムっぽくない生地を選んだよ。
さらにこの生地はワッシャー加工されていて、肌に当たる面が少ないので。きっとサラッと使えることでしょう。
ナイロン100%。重ねるとスルスルと滑るので。そんな縫いやすくはなかったな。どんどん滑っていくから、縫い代のところが波打ってるのが上の写真でも良く分かる。
でもいいんです、雨を弾いてくれさえすれば。
雨の日に着るのが楽しみだ。
だれかに差し上げる予感はしていた
ビションっていう犬がたくさん描かれた黄色い布は。トマトさんで売られてた作家さんの生地。の、ハギレが300円ぐらいで売られていて。そのときはビションという犬種の存在をよく分かっておらず。プードルかな? 白プーは身近にいないけど。たぶんきっと欲しいって人が出てくるわ、と思って買ったの。
もし見つからなければ、自分の裁縫道具入れを作ろうと。
そう思って買ったのが去年の秋。
そして先月、エプロンに姿を変えて、ビションフリーゼの飼い主さんのもとにお嫁に行きましたよ。
組み合わせたブルーの生地は、2月に作った四角いコートの残布なんだけど。エプロンを作ると決めた瞬間からこの生地を使おうと決めていて。そんなたくさんは残ってなかったので残っていた布をつなぎ合わせただけの形。
そんなイイカゲンな作りのわりにかわいくできて。差し上げた飼い主さんにも喜んでもらえて。布と人との不思議なめぐりあわせを体験したのでした。
パジャマと下着は肌ざわりが良いモノにしたい
ということで、ワンピース型のパジャマを接着ニットで作ってみた。型紙なし、四角の身ごろと台形の袖を縫い合わせたあとで、首のところを前だけ大きくくり抜いた。
夏、暑くても、袖なしだと肩が冷える感じがするので。袖はあるほうが好きなんだけど、首回りはなるべく開放的にしたい。さらにくるぶしぐらいまでの丈にして、足を包んでるけどパンツじゃないぶん風通しが良くて快適、という感じに。
この接着(せっけつ)生地も柔らかくて気持ちよい。
寝巻と下着は肌ざわり良いやつがいいね、やっぱり。
チャムさんのソーイングルームでロックミシンを使わせてもらったのであっという間に完成。ロックミシン、いつ買うか。
下に着るものが足りない
形のかわいさから、カーディガンとかフーディとか、上から被るものばかり作っていて。その下に重ねるカットソーとか、そういう薄手のもののバリエーションが圧倒的に足りてない状況が続いており。とはいえ、ロックミシンを持っていない現在、使える生地の範囲が限られているし、良く伸びる柔らかい生地はウチの家庭用ミシンでは縫えないから形も限られちゃうんだよね。たぶん。
そのうえ、ロックミシンの便利さ・速さを知ってしまった今となっては、家庭用ミシンで縫うのは時間がかかって面倒に感じてしまうようになっちゃったのも、カットソー不足の原因。
面倒とかそういうのは忘れて、とにかく無心になって縫うのだ!と頑張ってみた。
フレアプルオーバー
濱田明日香さん「大きな服を着る、小さな服を着る」
布帛を使ったデザインなんだけど、サクっとしたニット生地を使って作ってみた。この小さい袖がかわいいよね。ふわっと広がったデザインで、さらに使った生地もサラサラしてるので。これは夏に活躍しそうな予感。
タンクトップと靴下
4月にドルマンカットソーを作った生地で作ったタンクトップは
濱田明日香さん「かたちの服」の四角タンクの見ごろを絞ったもの。丈とか身幅とか、好みの形はにはほど遠く。少しずつ調整して好みに近づけていこうと思う。
フレアプルオーバーとタンクトップの生地を組み合わせて作った靴下は
津田蘭子さんのYouTube「ソックスの作り方」を見て自分サイズの製図をしたんだけど。「自然なカーブを引く」っていうのがなかなか難しくて。かかとのところがポテッとしちゃってるので。これも調整して自分の足にあった型紙を完成させたい。
これで雨の日も買いに行ける
デュポンが開発したタイベックっていう生地を使ってバゲット袋、試作2点。この生地、紙とフィルムと布の特性を併せ持っていて、耐水性、耐塵性など各種バリア機能がありつつ、通気して、強くて、なおかつ軽いっていう面白い素材で。
キャンプウェアのブランドがタイベックで作ってるバゲットサックを見て、オットがこういうの作ってってリクエストしてくれたの。こういうのがあれば雨の日にもバゲット買いに行けるよね。バゲットは長いから、どうしても袋から先がでちゃうでしょ。紙袋に入っただけの状態だと雨で濡れちゃいそうだから。
これがあればもはや無敵でしょう。
バゲットをほぼ毎日食べてるだいずですのでね。これ重要。
試作1個目は上に書いたブランドで売ってるやつと同じ形・サイズ。これだと1本、しかもたぶん紙袋から出した状態の、バゲットをそのまま入れる形なんだわ。
それではウチの使い勝手には合わないので。VIRONのバゲット袋(紙)の形・サイズを参考にマチを付けたのが2つめの試作。バゲットが2本入りますよ。
ウチのオットが会社に持って行ってるビジネスバッグの上に取り付けられるように、底に近い部分にも留め具を付けてみた。
2つめのほうはすでに使い始めていて。これはいい。愛用します。
5月前半に悩まされたシャツとシャツワンピースは、ボタンがまだ付いていないので5月のまとめには含めず。
来週にはボタンを調達して仕上げる予定。
布消費のスピードとは関係なく、目に入った好みの布は連れ帰ってきているので。どんどん縫い進めなければなりません。
ほんと、時間が足りない。