あっという間に2月が終わってしまう。
何やってたのか、すぐには思い出せなくて。ボケっとしてるうちにもう今年も2カ月終わってしまったって焦るんだけれど。今月は、知り合いが始めた食べ物屋さんのメニューデザインをやらせてもらったり。確定申告の準備をしたり。そして、ウチで作るインド料理を進化させたり。そんな感じだったかなぁ。
1月に西荻窪のとら屋食堂さんに行った流れで。前々からお店の名前は知っていて気になってたものの、なかなか大森まで出かける機会が無くて行きそびれてきたケララの風さんにとうとうお邪魔して。
そこで入手したレシピ本で、ウチインドが大きく進化したのが、2月のハイライト。
ケララの風モーニング
最寄り駅は京浜東北線の大森駅。この駅で下車したの、今回が初めてかも。駅降りて南、線路の西側にある商店街・ウィロード山王のなかにある。
営業は金土日月の10時~14時。
2018年ごろまではお代わり自由のミールスをやっていたそうなのだけれど、店名にモーニングを付けてティファン(南インドの軽食、朝食に食べることが多い)を出すお店に転換。ポジマサさんで聞いたところによると、ライスを大量に湯切りするのってけっこうな労力で。体力の限界が理由らしい。
たしかに。ウチでゴハン炊くのにも1.5合(3食分ぐらい)でも片手で湯切りするには重いからなぁ。
イドゥリセット 800円
セットメニューは、イドゥリのほかにワダ(揚げ)、ウップマ(粗挽き小麦の練り物)、ウタパム(厚焼き)、ドーサ(薄焼き)があるけれど。だいずは迷わず、イドゥリ一択です。イドゥリ2個、サンバル、ラッサム、野菜料理2種(この日はキャベツのトーレン、ジャガイモのイステュー)、チャツネ2種のセット。
イドゥリは小ぶりサイズで。お皿はとら屋食堂さんのと似た、バナナリーフなお皿。
ラッサム(左上)はとてもシャバッとしてて、サンバルもほんわかして、全体的にとても優しい。イドゥリの上からラッサム・サンバルをかけて、野菜料理を混ぜて。優しくて、朝粥っぽい雰囲気(味はぜんぜん違うけど)で。朝にピッタリだ。
こちらのミールスを食べてみたかったなぁ!きっと食べたら「とら屋食堂さんと同じ味だなー」と思うのかもしれないけれど。それでもね。
ミールスレシピ本でウチインドが進化中
この本の購入も、今回出かけた目的のひとつ。普通の書店では扱いがないからね。このレシピどおり、とはいかなくても、足りないものは手近な代用品に置き換えたりして作ったサンバルは。最後に油で熱したホールスパイスを加えるので香りがものすごく良い。食べてみると、ちょっと物足りなくて、これは食材を妥協したせいかなぁ、なんて思いながらも。そこに塩とヨーグルトを加えたら、すっごく美味しく変化して。
南インドのゴハンに混ぜて食べるのが、ヨーグルトの食べ方では一番好きかもしれないってぐらい!ヨーグルト入れるとビックリするぐらい味が変わるのよね。
お店で食べるのとは品数も少なくて、味も違うのに。味変する楽しさはちゃんとあって、それをおウチで実現できたのは、だいず的には飛躍的な進歩でした。
さらには、レモンのウールガイ(漬物)もこの本を参考に作ってみたら、簡単に美味しくできて。ゴハンにカレーと一緒に混ぜると、火を通したレモンの皮の独特な食感や苦味、酸味がアクセントになって、ものすごく良い感じ。ひと瓶あっという間に平らげてしまったー。
なんでも自分で作ってみたくなっちゃうんだよね、最近。だから時間が足りないのかな。
それにしても、ミールスみたいに何種類もおかずを作るのはやっぱり、自炊ではかなり厳しい。コンロが3口では足りないし、一人分をたくさん作るのは効率も悪いし。サンバルに、漬物やヨーグルトで味変するのが精いっぱい。
だから、お店でいただくのが効率的と思いつつも。いつまで東京で暮らすか分からないから。どこへ行ってもいつでもこの味が食べられるように、自分でもある程度のものは作れるようになっておきたいなーなんて、ふと思い始めて。
こうしてハマっていくうちに、いろいろ作ってみたくなって、そのうちお店とか始めちゃう人もいるんだろうなーって。お店やりたい気持ちがムクムクと芽吹いたものの。だいず、掃除とか後片付けが苦手だし。趣味の延長であっても、結構ハードル高いことは間違いないんだよな。
などと、自分をけん制しつつも。またすこし、より深いところに足を踏み入れつつあるだいずなのでした。どこへ向かうのか。自分でも分かりません。気の向くままに突き進みます。