前回の日記に書いた通り、左耳が外耳炎になったさくらさん。
獣医で耳洗浄してもらったり、処方された抗生物質を飲んだりして治療を始めてから1週間たったところで嘔吐が始まり。
嘔吐がすこし落ち着いたところで肌に湿疹が出たりして。
体調が戻るまでに1週間ぐらいかかったの。
嘔吐が始まってから数日は、ほんとにほんとに、今度こそさくらさんが旅立ってしまうんじゃないかと覚悟したよ。
出された薬の副作用として挙げられてるものに症状が近いし、タイミング的にも間違いなく薬の副作用。来月14歳になるさくらさんなので。体力的にも、内臓の働き的にも、もうこういう薬には負けちゃう、ってことなんじゃないかなと。
いまはもう元通り、ごはんおねだりしてよく食べて、よく昼寝して。
のど元過ぎれば、というやつで、気を抜くとさくらさんがお年頃なことをすっかり忘れていつまでも一緒に居てくれるような気がしちゃうし。少ししたらあっという間に忘れて、あまり深く考えずに出されるままに薬を飲ませてしまいそうなので。
自分が忘れないためにも、それと、同じようなことが大切なわん様ねこ様に起こってしまった人に少しでも参考にしてもらえるように。
調べたことや、やったことなど、振り返ってまとめておくよ。
もくじ
発症から治るまで
細かくて見えにくいだろうけれど、、、今回処方された薬と副作用
セファクリア300
セフェム系抗生物質。ネットでの情報では「犬用」と書かれていることが多い。投与量のめやす=体重1キロあたり1回につき15㎎、1日に2回。
1回に半錠=150㎎、は、体重6キロのさくらさんにはちょっと多めだったのではないか。ゴハンに混ぜたものをさくらさんがなかなか食べてくれなかったので、処方量どおりには飲んでない。
1週間飲んだ後の受診で食欲が落ちたことは伝えたけれど、投薬を継続すると判断された。
<抗生剤共通の副作用>食欲不振、嘔吐、下痢、よだれが増える、震え
ミミピュア
点耳薬。製薬会社の商品情報からのスクショ↓
<オフロキサシン(殺菌剤)の副作用>過敏症状、耳痛、外耳道発赤、菌交代症、頭痛、アナフィラキシー、呼吸困難、嘔吐、下痢
<ケトコナゾール(抗真菌剤)の副作用>腹痛、吐き気、下痢、食欲不振、発疹、皮膚灼熱感、かゆみ、発赤、刺激感、皮膚剥脱
<トリアムシノロンアセトニド(ステロイド剤)の副作用>皮膚病の誘発、毛細血管拡張、皮膚の乾燥 ※催奇形性あり
動物医薬品等データベースには「本剤を投与すると、ときにグロブリン、アルブミンの減少及びALT(GPT)、ALPの上昇が見られることがある」とあり。くわしくは分からないけどカラダへの負担は大きそう。
これ、耳洗浄のときに綿棒にたっぷりしみこませて使ってたし、自宅でも毎日点耳するように処方されてたんだけど。投与期間の上限が14日間って説明は1度も無かった。
抗生剤が悪さしてると思い込んでたんだけれども、よくよく調べて情報を並べてみると点耳薬のほうが問題だったのかもしれない。。。いや、両方かな、やっぱり。
ようやく元気になりかけてるときにまた獣医に連れて行って疲れさせちゃうのはイヤだったので28日(金)の耳洗浄はキャンセルしたんだけれど。キャンセルの電話をしたときに、いままでの状況は伝えたうえでなのに、まだ「耳洗浄したほうがいい」的なことを言ってキャンセルさせない圧みたいなのをかけてきたのがね、この人たちにはもう任せられないと感じたので。
次に診てもらう必要がでたときには獣医さんを変えるつもり。
そして処方された薬は良く調べてから使うこと。
プリンペラン
成分名メトロクロプラミド。消化管運動機能改善剤。胃・十二指腸などの運動機能低下、食欲不振、嘔吐の改善。
<副作用>手足のふるえ、よだれ、運動失調
薬の切れるころ(12時間後ぐらい)に嘔吐があったので、薬が効いているんだなと感じた。
さくらさんの様子
吐き気止めが効くまで
何を食べても、食べてなくても吐いてしまうので脱水とか、それによる内臓への負担が心配で。吐き気止めが効き始めるまで目が離せなかった。22日(土)は朝1回吐いただけ、それ以降は元気で食欲もあった。
23日(日)は朝ゴハンの後に吐いて、そのあと何も食べてないのに3回ぐらい、水だけの嘔吐があり。嘔吐と嘔吐のあいだはとくに苦しそうな素振りもなく。嘔吐は急にやってくる。
24日(月)朝4時に嘔吐止め2回目を飲んだあとは15時まで嘔吐無しで。そこでやっとひと安心。
23日(日)の夜は、さくらさんが最近寝床としている横穴式段ボールの前にヨガマットを敷いて床で寝ました。。。
そしたら、午前2時ぐらいにさくらさんが箱から出て「こっちにおいで」ってだいずをリビングまで誘ってね、ラグのうえにコロンって寝たので。そこに添い寝する形で午前4時まで一緒に寝たの。
効果があるかどうか、それを決めるのはアナタ次第!的なことなんだけれども。看病において添い寝は絶大とだいずは今回確信しましたよ。
最初のおしっこが出るまで
24日(月)15時に最後の嘔吐があって。それまでは水分がほぼ嘔吐で出てしまっていたはずで。しばらくおしっこ無くて。腎機能になにか問題が出てないかどうかが心配で。嘔吐が止まったあとは25日(火)の朝におしっこが出るまでのあいだ、おしっこ監視体制が続きました。
ウチは「にゃんとも清潔トイレ」、下にシーツを敷いて吸収させるやつなので。新たなおしっこがあったかどうかが分かりにくいんだな。砂が固まるやつのがこういうときには便利だね。さらにはデジタルで時間とか量とか記録されるやつもあるらしいじゃない?あれがあったらラクだねー、なんと便利な世の中よ。おカネさえあれば。
このころに、さくらさんの体の下半分、背中側の毛がすごくベタベタになってフケもたくさん出てきたのね。ネットでいろいろ調べていくと、体内の水分や栄養分の循環がうまくいってないときにこうなるっぽかったので。
いろんな循環がすこしでも良くなるように、マッサージをたくさんしました。
<参考>
ねこのきもちWEB MAGAZINE 「夏におすすめ!猫の体のツボを刺激するマッサージとは?」
とくに毛がベットリしてる部分を中心に、やさしくゆっくり、ギュッと握る感じでやりましたよ。
さくらさんは、もともと子供のころから腰あたりの毛がベットリしやすくてフケも多かったんだけれども。半分手作りのウェットごはんを食べるようになったり、サプリを飲ませてみたりしてずいぶん改善してきたの。
さくらさんのサプリ、Amazonで見つけたこれ↓が
NEKTON-Cat-VM(amazon)
なか...
今日は2022年2月22日。2がたくさん並ぶスーパーにゃんこの日ということで。
猫の話題を書いてみようと朝から頑張...
前にどこかで「体感でも、様々な動物実験でも、フードと別にいくらがぶがぶと水を飲んでも、尿量が増えるだけで細胞に水分がはいるわけではないということもわかっている」って書かれてるのを読んだことがあって。
きっとその通りなんですよ。カリカリごはんだけのときは、水がぶ飲みしても、うんこはカリッカリに干からびていたし。だから、皮膚まで水分が行き届かなくて、ベタベタになったりフケが出たりしたのかな、と思ったりして。
さくらさんの場合は9歳まではカリカリフードだけ。それから手作りウェット食を始めてもある程度効果を感じているので。いつ始めても遅くないよ。
オシゴトとかで忙しい方も、家にいる時間帯のゴハンだけはウェットを試してみてほしい。病院にかかる費用を考えればさ、時間なければ市販のパウチでもいいから。
ネコはゴハンの味が変わることに敏感だから。できれば小さいうちから食べ慣れさせたいのがハーブパウダーね。これもさくらさんに食べてもらってちゃんと効果を感じてる。でも混ぜるだけだとバレて食べてくれないので煮込んでいます。わん様はふりかけるだけで食べてくれる子が多い模様。
最近、mamehuisでこのハーブパウダーの販売を始めているので。興味あればお問合せくださいまし。
気づけば湿疹も出ていた
嘔吐が止まってほっとしたころに、ふと見たら右耳の周りが点々と赤くなっていたの。痒くて足でひっかいちゃったのかなと思ったんだけれど。よくよく見たら赤いプチプチで。耳たぶには、写真には撮れてないけど3ミリ大ぐらいのデキモノまでできていて。耳の中も赤くなってた。
さらには左手左足も地肌がすこし赤みがかっていて。
でもこれ以上薬を使いたくないのでね。薄めたカモミールティーをしみこませたコットンで拭いてあげたの、1日1回ぐらい。そしたら2日ぐらいで赤みは引いた。
耳たぶの3ミリぐらいのデキモノも、カサブタみたいになっていつのまにか剥がれ落ちてた。
これからは
外耳炎については。このところずっと、耳の掃除にガーリックオイルを使っていたんだけれども。ニンニクには抗菌作用があるのでね。6月は忙しくてオイルを仕込めず。水ぶきしかしてなかったんだわ。細菌感染しちゃったのはガーリックオイルを中断したせいかもしれないと思うので。間をあけず、オイルでのふき取りをしてあげることを心がけたい。
すごくすごくかわいいさくらさん、ずーっと元気でいてほしいけど。順番としてはやっぱり、さくらさんが先、それをだいずが看取ってあげるべきで。そういう日がいつかはやってくる。「ピンピンコロリ」が理想だけれど、そんな突然に別れがやってきたら、それはそれでだいず的にはダメージ大きすぎてしばらく立ち直れないどころか。心が病んだり、カラダも病気になってしまうかもしれない。
今回のことはきっと、そんなショックを和らげるために少しずつ少しずつ、心の準備をだいずにさせてくれているんだろうなーって看病してるあいだ考えてました。さくらさん、やさしいんだから。
遠くないいつかに必ずやってくるその日に後悔することがないように、毎日を楽しく過ごしていきたいと、あらためて思ったよ。