イギリスは日本と比べていろんなことが違うけれど、銀行もそうとう違うのね。
今月入ってすぐぐらいに、こっちの銀行で口座を開いてみたんだけど。そのときに写真撮ってきたのでご紹介。
オットの会社の口座がBarclaysで。職場近くに支店があって。だいずは経理の仕事を手伝ってるので、ここには週1~2回は通ってる。入口入ってすぐのとこに、1人か2人、受付の人が立ってて。どこ行ったらいいか分からなそうにしてる人に声かけてる。で、両脇に個人向けのキャッシュディスペンサーが4台ずつぐらいあるだけ。無駄に広い行内。
突き当りにビジネス口座用のキャッシュディスペンサー(個人向けのよりかっこいいやつ)が3台と、1個だけカウンターがあって。ここで振込とか両替とか、銀行の人に頼む場所があるよ。カウンター1個だけだから、だいたい4~5人は並んでる。
口座開設とかする人は、Customer Liftに乗って1つ上の階に行くと、面談用のブースが6個。あとは5~6人ぐらい座れそうな待合スペースのみ。でも、だいずが見た限りではいつも誰もいないし、ブースもほとんど使われてないよ。。。
この有り余ってるスペース、ウチの事務所に分けてほしい。日本なら1フロアに3世帯ぐらい住めるぞ。
口座開く手続きはこんな感じ。
①オンラインで申し込み
日本とちがうのは、夫婦で1つの口座を持てる、ジョイント口座っていうのがあるよ。(日本にもあるんだろうか?)
口座は1つ、カードは夫婦それぞれ1枚ずつ、ちゃんと自分の名前が入ってる。年収とか、過去3年間の住所を登録すると、登録番号が発行される。
②支店でアポを取る
ホントは、①の登録のつづきに、このメニューもあるんだけど。だいずがやったときは候補日がまったく表示されなくてアポ登録できなかったので。支店に直接行って取りました。1週間後のアポでした。上に書いたように、上の階のブースはいつもガラガラなのに、なんで1週間も待たされるのか、ほんとうに訳が分からないです。
③アポ当日
ID確認用の書類と、①の予約番号を持って面接に。1週間も待たされたのに、アポ取った時に教えてもらった担当者は不在で、別の人が対応してくれたよ。パスポートのほかに、自分の名前と住所あてに届いた公共料金やカウンシルタックス(住民税みたいなもの?)の請求書原本とかを身元確認用に求められます。あと、なんで口座を開きたいのか聞かれたよ。で、この面接の結果によっては口座開設を断られることもあるそうだ。ウチは大丈夫だったので、その場で口座番号を教えてもらえました。カードやオンラインバンキング用のトークンは郵送で後日送られてきたよ。
街中いたるところにキャッシュディスペンサーがあって。個人口座からお金おろすのは、どこの銀行のディスペンサーを使っても手数料はかからないの。あと、スーパーでカード会計するときにたまに「キャッシュバックする?」て聞かれるんだけど。これお願いすると、レジでお金がおろせるの。これは便利だよね。20ポンドのキャッシュバックをすると、支払額+20ポンドが口座から引き落とされる。これも無料。
でもビジネス口座は、お金を預けるときにも、手数料がかかるのにはビックリしたね。現金入金だと入金額の1.5%(使ってるプランに依る)。ネットでの入金でも1件あたり数十ペンスかかるのです。預けてあげてるのに!
あと、お仕事で両替もよくするのだけれど。
こっちは、ビニール袋のなかにコインを入れて、重さで金額を測ってるの。で、たまに銀行でもらってきた1ペニーの袋の中に1セントコイン(アメリカとかユーロの)が混ざってたり、5ペンスの袋の中に10セントコインが混ざってたりする。いい加減すぎる。
そもそも、5ペンスとか10ペンスって、厚みに個体差がありすぎて、重さで測っててほんとに大丈夫なのかと思うよ。
↓5p(上の段の左から2番目)と10p(5pの下)は、薄いやつを選ばないと1つの枠に5枚入らないの。わかるかな、10pは一番下の段の上から2枚目が薄いでしょう?5pは下から2段目の下から2枚目・4枚目が薄い。
他の種類はだいたい厚み揃ってるね。
で、週1以上で通ってるからカウンターの人には顔を覚えられてしまい。「ああ、よく現金入金しにくる人だよね?」とか、すごく軽々しく話しかけられたこともあって(こんなこと日本の銀行ではありえないでしょう?)、なんかそのうちに行員に手引きされた誰かに現金持ってるところを襲われるんじゃないかと不安になる。基本的に、お客様として丁寧に接する、みたいな姿勢ってないので(これは銀行に限らずだけど)。人によってはそうとう感じ悪いときがあって、ナンダヨーと思わされることもよくある。目の前でバンクカードをへし折られたこともあって(だいずがこっちのルールを分かってなかったせいではあるのだけれど、そこまでしなくたっていいじゃないよー)、、、あれも今となればいい思い出。
あとは少しコインあるあるを。
1ポンドコインだけは、裏側の絵柄が毎年違うんだよ。全種類集めたくなるね、これは。
表は毎年同じ、女王様の横顔。。。
と思ってたんだけど、よくよく見てみたら王冠とか輪郭とかちょっとずつ違うことに今日気づいちゃった。
↓左が2015年、右が1993年。左のがお顔がふくよかでホウレイ線が・・・
昔よりも老け顔(というか、そのときどきの実際のお顔)で作ってるんだろうか?と驚いたんだけど。
↓1997年と1998年の50pで比べても、違いがあったから。毎年つかう肖像画を変えてるってことなんだろうか。。。これはもっとたくさんチェックして確かめていきたいと思います。
紙幣も1種類ではない。
上がイングランド、真ん中がスコットランド、下がアイルランドの20ポンド紙幣。あと、まだ手にしたことはないけど、街が発行してる紙幣なんてのも存在するらしいよ
(Brixton Pound)。
銀行やお金にもお国柄が出るものだねぇ。
そういえば最近、日本ではマイナンバー登録のない口座への振込を受け付けないとかいうことになり始めてるらしいね?だいずたちは住民票抜いててマイナンバー無いので。少し不便になりそうだ。