先週は1泊2日で盛岡に行ってきた。
久しぶりの旅行は、涼を求めて東北へ。
今年はほんと暑くて。どこか涼しいところに移住しちゃいたいね、なんて話の延長で。盛岡ぐらいがいいんじゃないか、とオットが言い出したんだけれども。いざ盛岡に行くってことになって、調べてみたら。盛岡、今話題?の旅行先なんだね。
岩手県HP ニューヨークタイムズ紙「2023年に行くべき52カ所」に「盛岡市」が選ばれました!!
そういえばそんなニュース見かけたかも。あれ、盛岡だったのか、というぐらいのノリで。直前に盛岡観光の動画をいくつか見てみたんだけれど。なにがどう「行くべき」なのか、見どころはなんなのかがあまりピンとこないのね。
なのでさほど期待せずに出かけた盛岡ではありますが。さくらさんにおウチでお留守番してもらわなきゃなので、心配で新幹線に乗るぐらいまではウチに引き返したい気持ちもあったりしたんだけれども。

東京から450キロぐらい、新幹線で2時間
行ってみたらなにげに良かった。観光地としての派手さはないけど、じんわり良さを噛みしめるような、そんな盛岡旅行でした。行ってみたらたまたま秋祭りだったり、日本酒のイベントやってたり、で、いろいろ楽しめたのも良かったな。
もくじ
観光地としての派手さはない
有名どころの観光地のような、ビシっと整備されて1カ所でいろいろ楽しめる、って感じじゃないの。盛岡の中心地は、歩いて回れる程度の広さなんだけれども。そのなかに見どころが点在していて。地元の人が生活してる場所のなかに、盛岡城跡や、レンガ造りの岩手銀行旧本店本館、光原社などなど、味わいある建物がたまにひょこっと出てくる感じ。

盛岡城跡・鶴ケ池庭園
光原社(宮沢賢治の「注文の多い料理店」を出版した出版社、今は民芸店として営業)のある材木町商店街では「材木町よ市」(4~11月、毎週土曜15時ごろから)、森九商店や釜定のある紺屋町では「アンチック市」(4~11月第3日曜日)なんてのやってたり。現地でポスター貼ってあるの見かけて知ったんだけれども。
地元の百貨店カワトクが、経営難で経営者が変わったりしながらもまだまだ元気に営業してるのとか。東京にもあるような大きいチェーンのお店がそんなに目立ってないのとか。
ここに住む人たちの街として元気ありそうだなーと思った。

バスセンターはモダンでおしゃれなつくり、上にはホテルや日帰り温泉もある。ここから宮古行きのバスに乗れる
地域の人に愛用されてる店とかありそうだけど。観光で来ただいずからするとそれがどこにあるのかがあまり良く分からなくて。だから知られてるお店に観光客が集中しちゃうのかな、盛岡冷麺やじゃじゃ麺の有名店、光原社のカフェはお昼やお茶の時間を避けて行っても行列できてたわ。
仕方ないので並んで食べたよ、冷麺とじゃじゃ麺。冷麺はトッピングの胡麻抜きにしてもらい。じゃじゃ麺は胡麻使ってるから、だいずは水餃子だけいただきましたけどね。
中心地の外れ、住宅地が始まるあたりでやってる神子田朝市(毎日5:00~8:30)に「ひっつみ」を食べに行ったんだけども。

あまり遅いと売切れてたり閑散としていたりするというから6:30に行ったんだけど。

野菜や果物、地元の人が買いに来てる感じ。だいずもここに住んでたらここで買いたい
市場の近くにそのあと観に行ける場所とか、時間つぶせるカフェとかがほとんどなくて。そんな観光客にとっては不便な感じも、素朴でいいかもね。
市場から中心部に向かって歩く途中、ふらりと盛岡八幡宮に寄ったら鏑流馬神事の予行練習みたいなのをたまたま観れて。

本番はすごい人出だったみたいだからさ(↓Yahooニュースに本番の動画出てる)、空いてるところで快適に観せてもらえて。
Yahooニュース 岩手県 盛岡八幡宮で流鏑馬神事
早起きは三文の得、ってこのことですかと思ったわー。
川沿いが気持ちよい
中心部を流れる北上川にたくさん橋が架かっていて。橋の上から見る景色がとても良かった。
雲で隠れちゃってるけど、正面に見えるのが岩手山
盛岡城跡の脇を流れる中津川もいい雰囲気で。

お散歩が楽しかった。
開運橋のたもと、川べりに飲食店があるあたりは夜は照明が灯って

1日目の夕飯は、ここにある遠野食肉センターさん(ジンギスカンやさん)にしたの。風がそよそよして気持ち良かったなぁ。

生ラム肉も新鮮でよかったけど。

盛り合わせよりも、単品で好きなのだけ頼むほうがコスパ良さげ、という結論
遠野とまとジュースを使ったレッドアイ(ビール割り)がものっすごいおいしくて。お代わりしてしまったよ。
祭りと日本酒で、もてなされた気分
盛岡に行く日にちを決めてから、盛岡見どころ検索してたら。ちょうど1泊2日の2日目に盛岡駅前で「いわて酒蔵フェスタ」っていうイベントがあるのを知り。2日目は観光してから早めに盛岡駅に移動して、新幹線に乗るまで駅前広場で日本酒満喫。前売り2500円でお猪口10杯分のチケット買って。

岩手の日本酒、有名なのは南部美人とか男山とかなのかな?そこも含めて21の酒蔵さんが参加してた。
だいずは日本酒はあんま得意じゃないんだけども、遠野市・上閉伊酒造さんの「国華の薫 赤色二次発酵」がものっすごいフルーティで。これも日本酒なの?ってビックリするぐらい、ワインとか果実酒みたいな爽やかな味で。すごく気に入って、お代わりしてしまったよ。
あと、秋祭りは木・金・土の3日間のうちの、金・土の1泊だったので。2日間、行く先々で山車を見かけて。なんか楽しそうな雰囲気のなかで過ごせたのも良かった。

初日、車で宮古に移動中に。道混んでるなと思ったら山車がいた
夕飯食べてホテルに戻る途中、繁華街の真ん中あたり、盛岡大通り沿いに山車が集合してた。

すごい人多かったけど、それでもうんざりするほどではなかったかな。
ここで山車見るの、オットがけっこう楽しそうにしてたので。だいずの地元だってからくり人形が乗った山車が出るし、手筒花火とかすごいし、このぐらいそんな大したことないじゃん、と。なぜだか張り合う気持ちが湧いてきて。そういえばオットをだいず地元のお祭りに連れてったことなかったので。そんなに祭りが好きなら来年はお連れしようかしら。
日本酒をふるまってもらって、お祭りに招いてもらって。盛岡にもてなされた・歓迎された感じがしたよ。ご縁あるのかな。
ホテル・食べたもの
泊ったのはドーミーイン盛岡、温泉から毎日お湯を運んでるそうで。お風呂が良かった。食べたのは
福田パンのコッペパン(本店でコーヒー&山地酪農牛乳クリーム、バスセンターであん&バター)、遠野食肉センターでジンギスカン、神子田朝市でひっつみ汁、白龍本店でじゃじゃ麺(胡麻入ってるので、だいずは水餃子のみ)、盛楼閣で冷麺。
どれも間違いない美味しさ。コッペパンは意外とクセになるというか、いろんなクリームを試してみたくなる。
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こんな感じの2日間。盛岡、思った以上に良かったです。ここで暮らしたらどんな感じかなーってのを想像できるようなおだやかな旅。車で30分ぐらいで温泉とか、小岩井農場とか、あるみたいだからまたこの辺に来てみたい。
東京よりも気温は2~3℃低くて、湿度も低そうで空気がカラっとしてたから過ごしやすかったけど。いろんな建物の空調が弱くて。比較すれば涼しめではあるものの夏だからね。外を歩いて汗かいて、建物に入っても空調弱くて汗引かない、生ぬるい感じがちょっと残念で。都内のキンキンに冷やす空調が恋しくなっちゃった。慣れれば気にならないのかな。
1日目の昼間、宮古に行ったときの写真はまた次回に。