急に冷え込んできて。はやく冬物を仕上げたいと気持ちばかりが先走った12月。
たいしてオシゴトもしていないだいずなのに、なぜか12月は人並みに?忙しくて不思議。たぶん、あと1カ月で今年が終わっちゃうのに、今年やりたかったことがまだぜんぜん完了していない、ってので焦るんだろうね。忙しいか忙しくないかは人と比べるものではなく。自分のなかでの焦りの度合いだと思われ。
だいずも12月は焦って走り回っておりました。
いちばん焦っていたのはやっぱり冬物がぜんぜん完成していないこと。縫ってるうちに春が来てしまう。出かける日に身支度してるとき、「ああ、アレが完成してたら今日着て行けたのに」みたいなことを毎回思う日々。
服作りを始めた1年前とくらべたらずっとスピードアップしてるはずなんだけど、それ以上に布を買う量が増えているのでね。どうしてこんなに縫いたいのか、自分でも良く分からないんだけど。とにかく作ってみたい気持ち、完成したときに小躍りしたくなる楽しさに突き動かされて生きている、だいずです。
もくじ
2023年12月に買った布をようやく使った
2年前の、ミシン買ってすぐのころ斎藤商店さんのライブを見て買った生地。布を実際に触るまえに購入を決めたので。実物を見たら想像してたのとはちょっと質感が違ったんだけれども、その違いもまた良くて。ライブ直後に売切れてた生地なのでね、即決した自分よグッドジョブ!と思う。
2wayストレッチ(縦にも横にも伸びる)で、厚みがあって少し重いので。ギャザーには向かないし。布をたくさん使うワンピースなどは重すぎて肩が凝るんだろうなーと思って。
どんな形が合うんだろうか、としばらく寝かせてあったのです。
で、最近になって「この形こそ、ダブルストレッチで作ってみたい!」と思えるパターンにたどり着いたの。1年間もの長きにわたり、何を作るか妄想を膨らませて楽しませてもらった。
香田あおいさん「Ladyなデニム」ドットボタンジャケット
着丈マイナス5cm、耳のフサフサがかわいかったから胸に小さなフサフサポケット付けた。カーディガンみたいに使えるジャケット。
香田あおいさん「春夏の服」キルトスカート
着丈プラス15cm、前スカートの重なりをプラス10cm、右前スカートにフサ耳、裏地付けて膝上内側にベルト(前スカートがパカッと開いてしまわないように)、ジャケットと同じドットボタンで2ピース風に。
この布を買った当時は、キルトスカート作ることは頭に浮かんでて。ただ、生地が重いのでプリーツ入れちゃうと着にくいだろうなーと。スッキリAラインの巻きスカート、このラインすごく好みなんだけど、冬物は丈をもう少し短くしたほうがよいかもなー。合わせるコートの丈やブーツとのバランスを見て丈を決めるのが良さげだね。
足りないよりは長め・大き目に作ったほうが失敗が少ない、と日和ってしまいがちで。ジャストサイズに作れる勇気と判断力が欲しいものだ。

- 組成はポリ62%、ヴィスコース35%、ポリウレタン2%。
- 厚みがありやや重いけど柔らかくて縫いやすく着心地も良い
- 発色がキレイ
- 畳んで仕舞っておいてもシワがつかない
- 暖かい
- 耳がかわいい

何度も言うけど、自分で服を作るようになって化繊のイメージが変わったわー。安っぽいものももちろんあるけど、そうでない、素敵なのもたくさんあるんだな。

写真で質感、伝わるかなー??すごくいい生地と思うけどその割にお手頃価格なのも素晴らしい。斎藤商店さんの生地、W幅で1メートルあたり750円(税別)とお手頃価格なのもありがたい。3m=2500円で上下作れて少し余りある。
いつも在庫があるわけじゃなくて、現品売り切り・一期一会な生地たちなので。お宝さがし感も楽しい。
このスカート、すごく気に入っていて。ここ2カ月はお出かけにこればっかり着てる。
暖かいオット服
12月に那須高原までBBQしに出かけることになり。年中チノパンのオットでしたので。さすがにそれは寒かろうと、暖かそうな生地を探してきて急いで作ったさ。
金子俊雄さん「カジュアルなメンズ服」フレンチワークパンツ
ボタンフライは意外と簡単でした。
佐藤かなさん「KANA’S STANDARD II」ワイドパンツ
これはだいず用。すごいワイド、バギーかなこれ。布に張りがあるのでちゃんと太いまま履けてかっこいい。とはいえきっと落ち感ある布で作ってもステキなんだと思う。
この布も斎藤商店さん。とにかく暖かい生地を探しに行って目に入ってきた綿100%の裏起毛。上の写真、光の加減や、上に合わせる色によって、このパンツの色味も違って見えるニュアンスカラー。ピンクベージュっぽい感じ。
気に入って、お値段聞いてみたらなんとこれB反(ワケアリ、日焼けで色落ちしてる箇所があった)で1メートル100円っていう驚き価格なんだもの。切ったりする手間をお願いするのもなんだかなーという感じなので、あるだけ全部いただいてきたよ。6mぐらい。
どちらのパンツも用尺2mぐらい、ヤケてる部分を避けて裁断したからもう少し多めに使ったけどそれでもまだあと1着ぐらい作れそうなぐらい残ってるし。ヤケのある部分はつなぎ合わせて、さくらさんの寝袋を製作中、だから。ほんと無駄なくお安く、良い生地をいただいた。
どちらもウエストは後ろだけゴムで。オットは前開き・ボタンフライなんだけど。ボタン4個はユニクロの服についてくる予備ボタンがたくさんあって、それを使ったので。材料費は1本あたり300円ぐらいよ。到底そうは見えない。
なかなか良くできた!と。那須高原に向かう道中でオットがこのパンツを履いて歩く姿を後ろから写真に撮りまくり。

傍から見たらかなり怪しいヒトになっていた、だいずでした。。
干支アイテム
ヘビ柄のニット生地を買って、干支靴下を作り年末に会った友人へのプレゼントにしたさ。
11月に受けたbaby lockさんのワークショップで作ったのと同じ形。ワークショップで作ったのと同じmaffonさんの生地、これすごくやわらかくて気持ちいいんだよねー、それなりのお値段するけども。
かわいいし良い生地だし、なるべく無駄なく使いたくて。残布からヘビ柄を切り抜いてワッペンにしてオット用トレーナーに付けてみた!

金子俊雄さん「オールシーズンのメンズ服」トレーナー
思い付きで作ったわりには、なかなかかわいくない?
ニット生地三昧
ロックミシンの練習したくてニットたくさん縫いました。
Rick Rackさんの型紙「モックネックタートル」
生地違いで2枚。左が型紙通り、右はタートルや袖口を長めにアレンジ。左のちょっと厚みあってカジュアルな感じの生地が、この形には合うかも。麻・ビスコース・綿の混紡で、生地感がサクッとして表面にツヤがあるからカジュアルになりすぎない。
カットソーの残布で靴下(干支靴下と同じ形)、ユニクロのヒートテックを解いて型紙代わりにしてタートルネック。
靴下は残布整理に便利だし、締め付けがないので風呂上りに履いて、そのまま履いて寝ても快適・暖かいので重宝しそう。ワークショップ行って良かった。
タートルネックは、ヒートテックよりもテンション低い(あまり伸びない)布だからゆったり目に裁断したけどそれでもピチピチだった。。。形はキレイだから。布のテンションに合ったゆとりを取れるように練習に励みたい。
たくさん縫った12月、なのにぜんぜん足りてない冬物。
手作り服の着心地が良すぎて、手作り始めるまえに着てたものを着る気が全く出ないので。もうすこし手作り服を充実できるといいな。薄手のコートとか時間かかるものがまだ完成していないので。焦る。
今月はもう半分終わっちゃったんだもんなー。やっぱり時間が足りない。