ブダペスト、食べ物が美味しくてキレイな街でした。
あれから1年かー。今どうなってるのかな?と、ハンガリーでの武漢肺炎の状況についてサクっと調べてみたところ。
国土面積は日本の4分の1、人口980万人は東京都の人口とほぼ同じ・日本人口1.26億人の8%の国。
5月12日時点での
感染者数累計3313人(日本1.6万人)
死亡者数425人(日本657人)
人口100万人あたりの死亡者数43.37人(日本5.21人)
死亡者の79%がブダペストとその近郊
(ハンガリーのデータはAbout Hungaryから)
3月12日の緊急事態宣言ではイタリア、中国、韓国、イランからのハンガリー国籍でない人の入国禁止と西側の国境(オーストリア、スロベニア)での検問を再開
3月17日にハンガリー国籍でない人の入国を全面禁止。
取ってる措置、日本と違うなーと思ったのは
・禁止事項の違反者には罰金(最大50万フォリント 最低賃金・月給16.1万フォリントの3倍)
・3月27日の外出制限が出る前、3月17日から70歳以上の国民に外出しないことを「求める」
・3月27日からは接客を伴う店舗での「滞留」の「禁止」、午前9時~午後12時に限り65歳以上のみが「滞留」可能。他の人・時間はテイクアウトのみ。
・外出時の対人距離1.5mとか、参加人数XX人以上のイベント禁止、などなどけっこう具体的な数字を出してる=分かりやすい?
(在ハンガリー日本大使館のサイトで確認)
かな。まあ、日本みたいに「禁止」しない・できない国のほうが珍しいんだろうけど。
そして、3月30日に可決された非常事態法で、首相権限を無期限に拡大したってのでEUとかアメリカの人権監視団体から批判されてるんだけれど。この法案に「新型コロナとの戦いを妨げるようなフェイクニュースを流した場合、最大で5年間収監される」って項目が含まれてるんだそうな。フェイクかどうか、ってすぐには分かんなかったりするじゃない?都合の悪いものはフェイク扱い、とかならもう共産主義国と変わらないでしょ。
でもさ、専門家でもなければ、実際対処してる人でもないくせに、日本のやり方を批判ばかりして不安・不満を煽るテレビにはほんとにやれやれ、なので。いっそ収監してもらいたい、なーんて。
こういう有事においては、日本って人権の守られた、政府の権限の弱い国だなぁと感じるし。それでも感染して亡くなる方がそこまで増えないのは、みんなの努力のおかげなんだよね。
もうしばらくの辛抱のあとは、早くいつもの暮らしに戻って、今回オシゴト無くしてしまった方にも、新しい何かが始まりますように。だいずは感染拡大前も、緊急事態宣言中も、変わらず引きこもりな生活ですが。落ち着いたら、なにか新しいことを始めたいです。
前置きが長くなりましたが。ハンガリー・ブダペスト2泊3日の旅で食べたものたちです。
もくじ
概要
<1日目>ペスト地区
①レヘル市場でランゴスを朝食に
③ランチ グヤーシュ、手ごねパスタ
⑧夕食 フォアグラとパラチンタと
<2日目>ブダ地区
ホテルで朝食
⑫漁夫の砦、人気のケーキ
③の近く ステーキハウスでマンガリッツァ豚
<3日目>
ホテルで朝食
⑮ブダペスト中央市場
⑯カフェでケーキ
①レヘル市場でランゴスを朝食に
ハンガリーのストリートフード、ランゴス。朝ごはんといっても、市場に着いたのは10時過ぎぐらい。このあとランチもしっかり食べる予定だったので。1枚を2人で味見。
Lehel Piac Langos
市場の建物の中に入ってるランゴスやさん。お店の前にテーブルが2つあって(イスはない)。そこでサクっと立ち食いです。メニューは壁に貼られてる現地の言葉のもののみ。頼めば英語メニュー出てきたのかな。。。?
味付けは甘いのとしょっぱいのとあって。
ここではまず、しょっぱいほう。甘いのはこのあとどこかでつまみ食いする野望を抱きつつ。
手のひらサイズぐらいの揚げパンにガーリックを塗ったうえにサワークリーム、さらにチーズをトッピング。
これはウマい。間違いない。
中はモチモチ、外はサクサクでありました。
③ランチ グヤーシュ、手ごねパスタ
本場のパプリカ料理を食べてみたかった。Googleでお料理の写真を見てて、自分が食べたい系に近かったのがここ。食堂っぽい(家庭的な?)、でも美味しそうなハンガリー料理をお手軽な価格で食べられるらしい、このお店へ。Kisharang Etkezde
いただいたのは
- グヤーシュ(パプリカのスープ)
- チキンパプリカ
- シュニッツェル
見た目ではあまり伝わらないかもしれないけど、、、このグヤーシュ、コクがあって美味しかったなぁ。飲み物は、ハンガリーのビールSoproniと、自家製のフルーツシロップのソーダ割り。なんのフルーツだったか、すっかり忘れてしまった。サイトを見てもメニュー掲載されてないのでぜんぜん思い出せない。
チキンパプリカもウマイ。手ごねパスタが添えられてて。ストラスブールで食べたシュペッツェレ(→そのときの記事)みたいな、団子っぽいパスタなんだけども。なんだろう、小麦の味が美味しいのかな。ソースにもバッチリ合っててお代わりしたいぐらい。
ハンガリーに来てまでシュニッツエル?と思ったけど。シュニッツェルはオットがどうしても食べたいというのでね。でもシュニッツェルってオーストリアのお料理だったのね。ドイツのかと思ってた。
全体的に見た目は垢抜けない感じはあるけれど、どれも満足の美味しさよ。
⑧夕食 フォアグラとパラチンタと
オットが探してきたお店。美味しいフォアグラを食べたくて。Rosenstein Vedeglo
いただいたのは
- フレッシュ・レチョー(ハンガリー風ラタトゥイユ) 1800
- マッツォ団子スープ 1400
- フォアグラのグリル トカイソース 6100
- 鴨胸肉のロースト ケールの煮込み添え 4200
- チョコレートパラチンタ 1600
- 自家製ジャムのパラチンタ 1400
(1フォリント=0.33円)
ラタトゥイユ(右)、見た目は映えないけど、フレッシュでパプリカの甘みや食感がとても好きだった。
スープはコンソメみたいな澄まし系なのが嬉しい。ヨーロッパでスープというとドロドロのスムージーっぽいのが多いから。
団子は食感がホロホロっとして、コクのあるスープが染み込んでて美味しかったなぁ。
この日記を書きながら調べてみたところ、クチコミサイトによってはユダヤ料理に分類されてたりするのね。で、このスープはユダヤの伝統料理。クラッカーっぽいパンを砕いて卵と油でこねたお団子の入ったチキンスープ。
そして、おまちかねのメイン!
だいずは鴨むね肉のローストを。このピンク色のお肉がジューシーで。美味しかった!んだけど付け合せがけっこう多くて、平らげるのが大変だった。
こちら↓はオットのフォアグラ。
これも、ウマイ。
トカイソースのトカイは、ハンガリーのトカイ地方で作られてる貴腐ワインのこと。付け合せのポテトコロッケみたいなのがニョッキみたいな重さで。これもすごいボリュームあって。食べきるの大変だった。
フォアグラ、臭みなく美味しかったけど。だいずはグリルやソテーよりも、パテになってるほうが食べやすくて好きだなぁ。
で、デザートは2人ともパラチンタ!
パラチンタ(ハンガリー語)、パラチンケ(オーストリアドイツ語)、パラチンキ(チェコ語)。ルーマニア、ハンガリー、オーストリア、ブルガリア、チェコ、クロアチア、スロバキアなどで食べられる料理で、薄く焼いたクレープ状のパンケーキでジャムなどを包んだもの。
どれを食べても満足で。お店選びは大成功でした。
初日はとくにキアイ入ってて盛りだくさんだったので。今日はここまで。2日目・3日目に食べたものを次回日記にまとめます。
ヨーロッパ旅行まとめ