8月に虎ノ門ナンディニさんでイドゥリにハマり。もっといろんなお店のイドゥリを食べたいなーと思っていたところに。
ツイッターで鶯谷のPOSITIVE MASARA ATTITUDEさん(以降ポジマサさん)が、常温で発酵できちゃう夏がそろそろ終わっちゃうから。その前に、ティファンウィークをやるってつぶやいてるのを見かけて。これは食べに行かねば!と出かけてから。今はいちばん行きたいお店になってしまった。
ここのベジが、だいずの好みに完全に一致するんじゃないかと思われ。また食べに行きたくて仕方ないの。
次から次へと行きたいお店が増えていき悩ましいばかりの今日この頃なのです。
鶯谷
ポジマサさんは鶯谷駅出てすぐのところにあるライブハウスWhat’s Upで、火~土用の日中に間借り営業をしてるお店。鶯谷って、あんまり下車したことないんだけれど、なんとなーく、いかがわしげエリアなことは知っていた。ホームの西側・山手線内側は、ホームより一段高いところにお寺・墓地があって。
その反対の東側は、駅より一段低いところにラブホテルがひしめき合って建ってる。
駅名のとおり、ここは谷なんだね。で、この谷、昔はウグイスが棲む名所だったというのが地名の由来らしい。
鶯谷駅北口を出て。ラブホテルが並んでるブロックの中心に向かう細い路地を入った先の
神社の下にあるお店。
おもしろいねー。どうしてこんなことになっちゃったんだろ。こんな立地、初めて見たよ。
ドラムセットのある、ライブハウスな空間でいただく南インド料理。
イドゥリセット
この日は、いつもの蔵前での予定の前のランチではなくて。耳鼻科に出かけたついでだったので。ランチのあとに予定は入ってなくて。時間に余裕があってゆっくり味わえたし、お店の方とお話できたのも良かった。実際には「ティファンウィーク」ということで、イドゥリ以外にもドーサやワダがあったんだけれども。だいずの目にはイドゥリしか入ってなかったわー。
注文を受けてから蒸すので少し時間がかかります、ってご説明あり。出てくるまで10分ぐらいかかったかな。
ココナッツとトマトのチャツネの色合いがキレイね。イドゥリは、アロマズオブインディア2.0で出てきたのと同じサイズで、直径が虎ノ門ナンディニの半分ぐらい。
表面が水分を含んでムチムチ、中はフワフワ。口の中で溶けていくときに酸味を感じるのは、ナンディニさんと同じ感じがしたよ。
お店の方によると、イドゥリの蒸し器には簡易型と大きいのと2種類あって。ポジマサさんは小さい簡易型、ナンディニさんは大きいほうをつかってるだろうとのこと。イドゥリは、発酵の管理とか面倒だから、あまり出ないお店だと発酵ではなくベーキングソーダなどで膨らしたり、ヨーグルトを加えたりしてたりすることもあるんだそう。
こんなに美味しいうえに、米と豆を発酵させてるからグルテンフリーだし消化も良いしで、なんてすばらしい食べ物なのだろう!イドゥリ万歳!!と思うのに、なかなかランチで出してくれるお店がないのが悲しいだいずだったのですが。ポジマサさん、いつか自分のお店を持ったら、朝食でイドゥリ出してイドゥリを知ってもらいたい、みなさん知らないだけで、食べたらきっとみんな好きな味だと思う、って。イドゥリ愛トークで盛り上がり。
ポジマサさんは、荒川で南インド・タミルナードゥ州のお料理を出しているなんどりさんのお料理で南インド料理にハマり。それで自分でも作るようになったそうなんだけれど。ポジマサさんのサンバル、ラッサム愛のようなものも聴かせてもらって。
タミルナードゥ州。三燈舎のケーララとも、ナンディニのバンガロールともまた違う地域ね。地域によってお料理にどんな違いがあるのか、この3店舗を比べてもだいずにはまったく分からないんだけれどね。。。3店舗とも美味しくて好きだから。まあ、いいのです。
だいずはベジが好きで。野菜とスパイスだけなのに、肉を使わなくても肉以上に美味しくなるベジカレーがホント好きなんだけれど。とはいえ、お店によってベジだと物足りないことも多いから。ベジがホントに美味しいお店を切望していたのね。
だから。これはぜひ、次はベジミールスを食べに来なければ!って思ったのです。
ヴィーガンミールス
で、2週間後にやっとこ行ってきた。前回、またすぐに来なければ!と思ったものの。まだまだイドゥリ熱が冷めていないので。たまの外出、もう1回虎ノ門ナンディニに行くべきか、家を出る直前まで、ほんとにほんとに何度も考えに考えて、こちらにやってきたよ。その日のメニューはこちら↓
こっちのほうがポジマサさんのレギュラーなメニュー構成、なのかな。カレーの種類は日替わりだけれど。ヴィーガンミールスと、ノンベジカレー(単品)、アルコールとチャイ。
で、ヴィーガンミールスとチャイをいただいたよ!
カレーは左からヘチマのサンバル、ペッパーラッサム、ナスのコロンブ。
丸い豆のせんべいパパドの下にライスがあって。その左にある緑のがゴーヤのスパイス炒め、手前のオレンジのがカボチャのポリヤル。ライスの右にヨーグルトとピクルス。
コロンブっていうのは、調べたところタマリンド(酸味)を使った甘酸っぱいカレーのことで、ココナッツミルクを利かせることもあるっていう、幅広めなカレーの種類のようで。この日のナスのコロンブは、色からも伝わってくるけれど、しっかり炒めて落ち着いた大人な雰囲気のカレーでした。
サンバルはタマリンドの酸味に豆のコクに、フワトロのヘチマが甘くて優しい雰囲気。
ラッサムは今まで食べた中でいちばんシャバ度が高いというか、見た目はほぼお湯みたいな雰囲気なのに、もちろん味はしっかりと付いていて、飲みこんだあとにグワっと黒コショウの香りが立ちのぼってきた。
それぞれをゴハンと食べた後に、3種類を一緒にゴハンに混ぜて、さらに苦みのあるゴーヤ、甘いカボチャも加えると、すごいハーモニーで(語彙力の乏しさよ)。
ほんと美味しかったー。
3種それぞれ、同じ野菜でもぜんぜん雰囲気が違って。それぞれの特徴がシュっとキリっと研ぎ澄まされてる感じなのがスゴイなーって。こういうのは、今まで食べた中で初めてかもしれない。そのぐらい、ビックリするほど、だいず好みのカレーでした。
お店の方と話しながら食べてたせいもあるけれど。食べるのに夢中で、食べてる途中の写真を撮るの忘れてたよ。
さらにチャイも美味しかったなぁ。この味、ウチでもマネできないかといろいろ試してるんだけれど。キャラメルみたいな甘さがあるの。さらには、前回と今回、写真で比べてみたら今回はなにか最後にスパイスふりかけられてたっぽい。。。こういうの、見て・口にして、ちゃんと、おっ!と気づける人になりたいなぁ。
ポジマサさんが言ってて、なるほどなーって思ったんだけれど。
冷や汁が好きな人だったら、きっとこういうカレーも好きなはず(まさに、だいずがそう)。だから、この味知ってもらえたら、これが好きって人、沢山いるはずなんだけどなー。
同じインド料理といっても、街にあふれるクリーミーなカレーとナンのセットとは、ぜんぜん雰囲気の違うお料理なんだよね。
前日にマフィンの誘惑に負け、グルテン摂ったせいかオナカが疲れていて、なんとなく全身むくんでいただいずですが。ポジマサさんのミールスを食べて、その日の午後はカラダがすっきりしたの、実感できたよ。ほんと、カラダを整えてくれるんだなーって。
ハーブもすごいけど、スパイスもすごい。