去年の夏に1度だけお邪魔したammikalluさん、そのときは白金の陶芸ギャラリーでかつ飲める、みたいなお店での火曜だけの間借りで。
今回のお店を見つけたキッカケは美容師さん。
日本を離れるまで結構長い間、その美容師さんが店長してた目黒の美容室で切...
去年12月に自分のお店を久我山にオープンされたのをインスタで知って、いつか行きたいと思いつつも、吉祥寺まで出ることはあっても、なかなかその先の久我山までランチどきに行く機会が無くて。
しかも、平日ランチはミールスじゃないのでね、なんとしても行きたい、とまでは感じなかったんだけども。
たまたま先週金曜(祝日)にあのあたりに行く用事ができたのでね。ホリデーランチはベジミールスやってるようなので、ちょっと早めに出て、ランチいただいてから向かうことにしたのです。
久我山。
学生の頃、従姉が久我山で一人暮らししてて。だいずは明治大学のインカレサークルに入ってて吉祥寺や明大前にたまに出かけてたので。飲み会のあと従姉のとこに泊めてもらったりしてたけど。
従姉は結婚して他の街に引っ越し、だいずも大学卒業してからはあのあたりに行く機会も減って。
ほんと、何十年ぶりかの久我山は、駅がピッカピカになってたけど。ところどころ、知ってるパン屋さんとかお肉屋さんとか今も営業されてて。めちゃ懐かしかった。
そんな、よく歩いてた道から1本入った路地にあるビルの2Fに入ってるammikalluさん。

11:30オープンの10分前に着いたら、女性がお一人ドアの前に。その後ろにだいずが並び。オープン直前にカップル1組。
店内はカウンター4席と、小さなテーブルが4つ。
去年お邪魔した白金のお店にも似た雰囲気で。味ある使い古された家具、揃ってないバラバラのものをこんな風に統一感ある雰囲気に配置できるの、ステキすぎる。だいずには真似できない。

入店してオーダーしたころには2人連れがあと3組入ってすぐ満席に。すごいな。
メニューはベジだけ。追加で頼めるノンベジは、この日はチキンペッパーフライとフィッシュポディマス(それぞれ450円)が黒板に書かれてた。

お店の方がオーダー取るときに、ミールスの中身をご説明してくれて。
だいずはベジ1900円と、食後にホットチャイ300円をオーダー。
念のため、ゴマ油使ってないか聞いてみたら、レモンのウールガイにインド産ゴマ油を使ってるそうで。ほんのちょっとだけお味見してみたくて、別皿に出してもらうことに。
ベジミールス!

中身はこんな感じ↓メモしてなかったのでうろ覚えです、、、

またもやインスタ先にあげてしまった
出されるとき、サンバルに入ってるドラムスティック、食べたことありますか?って聞いてくれて、初めての人には食べ方教えてくれる。
プリっとやさしいポンニライスに沁みこむサンバルが美しい。

そして、全種類1回お代わりできるというこの天国では、食べ進めていくと、ほどよいころ合いで「お代わりどうですか?」って聞いてくれるのもとても心地よい。
お代わりは、図工の時間につかった絵具の水入れみたいな構造になったステンレスのバケツみたいなものにオカズを入れて持ってきてくれて、そこからレンゲでよそってくれる、アンリミテッドなミールスによくある形。

ほぼ全種類をお代わりさせてもらい、ワダとパパドの到着を待つ我がミールス。
パパドとワダもお代わりできるし、お願いしてから揚げてくれてる。揚げたてが出てきたよ。
味はとっても優しくて。店主さんがインドを旅して現地の家庭のお母さんに習ったのだそうで、たしかにとてもホッコリ優しい味わい。だからこそ、やっぱり米はポンニライスだよね。きっとバスマティだと香りが強すぎてオカズとのバランスが悪そう。
ポンニライス、ほんといいお米だなー。
ポンニライスの開発に日本人が関わっている、って前に教えてもらったのでちょっと検索してみたら。1986年にタミルナードゥ農業大学で開発されたお米で。Taichung65っていう磯永吉さんが台湾で開発したお米と、Myang Ebosって品種を掛け合わせたものなんだって。開発されるより前はタミルでは雑穀が主食な地域が多かったらしい。
Taichung65が台湾で開発されたのは1929年、日本米との交雑種で。病気や強い日差しに強く多く収穫(二期作)できるので台湾での主力栽培品種になったんだって。
開発された後も品種改良が続けられているそうなので、当初のままではないんだろうけども。自分が美味しい美味しいと頬張るインド米に日本人の開発したお米が関わってたって知って、ほんと感謝感激ですよ。昔の日本人の頑張りがいまの自分の暮らしを作ってくれてるんだよなーって。あらためて感謝の気持ちで胸いっぱい、お代わりで腹いっぱいでありますよ。
でも、食べた後オナカが重くならないポンニライスとベジミールスの素晴らしさにウットリしながら食後のチャイをいただきフィニッシュです。

ご馳走様でした。