無保険でオランダのお医者さんに突撃してきたよ

突撃っていっても、もちろん予約入れてから行ったけどね。

オランダの医療制度は、イギリスと同じでまずGP（ホームドクター、かかりつけ医）に登録して、どんな症状でもまずはGPに診てもらうの。で、必要に応じて専門医を紹介されたりするんだけど。だいずは3年イギリスに住んで、結局GP登録すらせずに終わってしまった。

なのに。オランダではまだ保険にも入っていないのに、GP登録しなければならず。

人生、先のことはどっちに転ぶか分からないものね。（結膜炎ぐらいで人生語っちゃう）

どのホームドクターに行くか？

オランダのGPはHuisartって言うのね。今まで何軒か見かけたけどHuis＝House＋artだからインテリアやさんかなにかかなーって思ってたの。ホームドクターだったか。
ネットでオランダ在住の方のブログをチェックしてみたら、好きなとこ選べるって書かれてたので。Google Mapで「Huisart」で検索してご近所で評価の高いところに電話してみたよ。

そしたら、３～４週間前から仕組みが変わって。住所によって行くべきドクターが決まる形になったらしく。最初電話したドクターには、その住所はウチの担当じゃないのよ、って断られ。

最寄のドクターに電話したら新規の患者は受け付けてないと断られ。

次に近いとこが受け付けてくれました。

GP登録と診察予約

月曜午前に問い合わせ、月曜午後に登録に行って、その場で予約も入れて。火曜朝に空きがあったので、そんな待たずに診てもらえることになりました。ロンドンだと予約が1ヵ月以上先なんて良くある話って聞いてたから。よかった。

登録にはBSNナンバー（住民登録番号）とID（パスポート）持参。

診察代は１コンサルテーション（相談）＝10分で€28。20分かかったら2倍の€56。他のドクターも電話したときに教えてくれたのは同じ値段でした。

保険に入っていれば、診察代はまず保険会社に請求されてから、自己負担分が自分の口座から引き落とされるから。ホームドクターでの支払いは無いんだけど。

無保険の場合、当日支払い。しかもここはカード払い受けてなくて。現金を持って行ったよ。

処方はなんとGoogle検索

当日は受付に名前を伝えて待合室で待っていると先生が呼びに来てくれました。若い女医さん。診察室では問診だけ。目の相談だから目にライト当てて様子を見たりはしたけど、検査は無し。

10日前に急に痛くなって、最初は左目、次に右目も同じようになり。アスピリン飲んだら痛みは消えたけどそれからずっと目が充血して視界は白く霞んでいること、ドラッグストアで買った目薬を使ったけど効果なかったこと、日曜に外出したときに遠くや近くを見て目の運動をしたら翌日悪化したことを伝えたところ

それはきっとウィルスか細菌に感染していると思うわ。症状が出てから10日だとどんな治療ができるか調べてみるわね。

って言ってGoogleで検索かけ、とあるサイトで治療方法を確認、そこに書かれているとおりに目薬を処方してくれたの。「調べてみるわね」って言われて一瞬「ほぇ？！」と思ったけれど。きっとよくある症状には処方基準がまとめられて、どこのドクターに行っても同じ処方ができるようになっているってことかな。

そして目薬の処方箋は先生がその場でシステムに情報を入れると、だいずのGP登録時に指定した薬局に直接処方箋がメール送信されるの。単純なことだけど、便利だよねーこれ。受付でプリントしてくれるのを待たなくていいのね。

住んでみて、オランダはいろんなことが合理的にできてるなーと思うのよね。これもそのひとつ。

薬局もオシャレだわー

で、近所の薬局に行きました。Apotheekっていうのが調剤薬局です。


初めての利用だけれど、BSNナンバーとさっきお医者さんが処方送ってくれたことを伝えるだけでオッケー。住所とか用紙に書いたりしなくていいの。ここでも保険入ってれば、支払いは銀行引き落としになるんだと思われる。便利だわ。

それにしてもオシャレよね。
待ち時間5分ぐらいで目薬ゲット！ここはカード払いオッケーでした。

今回の治療費合計€65

ホームドクターは初診料（登録料？）＋コンサルテーション10分で€55、目薬は€10！こんなもんかー。目薬なんて、ドラッグストアで買った効かなかったヤツのが高かったぞ（€13）、先生には「この目薬は成分の記載もないし、まあたぶん水みたいなもんですね、ふふふ」って言われたし！

無保険だからってビクビクせずに、すぐ医者に行けばよかった！

しかし1週間しても完治してなかったら、次は専門医で検査することになるから。次はもっとお金かかりそうよね。

 

もらった目薬で治るといいなー。（じわじわ、効いてる感じはあります）

あと、はやくビザください。