あっという間に今年も3カ月が終わってしまった。はやい。
去年9月からずーっと続いていた耳詰まり、良くなったり悪くなったりを繰り返してきたけれど。今週になってちょっとスッキリしてきたし。(とはいえ左耳の聴力は、耳詰まりの有無に関わらず落ちたままなんだけどね)
確定申告も終わったので、去年の医療費明細を捨ててしまう前に、治療とかお薬の記録を残しておこうと思います。
体調が悪い時にいろいろ調べて分かったことって、良くなったらすっかり忘れてしまうからね。また同じような病気になったときに振り返りができるように。あとは、同じような症状を持つ人に、だいずの場合はこんなんだったよ、ってのを参考にしてもらえたらうれしいです。
もくじ
はじまり
去年(2021年)8月中旬ごろに鼻風邪をひき。その翌週になって。どのタイミングからかは自覚がないけれど、たぶん朝起きたら耳が詰まってたんじゃないかな。左耳の中に水が満杯入っているような感じ。同じタイミングで、首の右後ろ側の痛みが始まった。ネットで調べたら風邪でそういう症状が出る・しばらく様子見て治らなければ耳鼻科へ、的な情報に行き当たり、5日間ぐらい様子見てみた。このころ、オットの職場でコロナ感染が1名出て。その方が、難聴の症状が出たと聞いて。東京都の陽性者数がピークを迎えた頃だったので。自分ももしかしたらコロナかもしれないし、そうでなくても耳鼻科など、うつされに行くようなものかもしれない、とも考えて。すぐには行かなかったのね。
症状が出てしばらくは、ダルくてちょっと動くと変な汗かいてた。すぐ疲れて眠くなって、ほぼ1日中寝てた。寝汗もたくさんかいたけど熱は無く。風邪のときのような「寝汗をかいたあとはスッキリ」ってことがなかった。
5日ぐらい様子見ても、耳詰まりと首の痛みは治まらず。観念して耳鼻科へ行くことに。
左耳の聴力が落ちてることに気づいていたら待たずにすぐ耳鼻科に行ったのに、自分では気づいてなかった。今になって振り返ってみれば、このころ「空耳」・聞き違いが多かったなーってぐらい。
耳鼻科での診断・薬の処方
2回目の診察ではじめて「メニエール病かなぁ」と言われ。その後も、なかなか症状が良くならないのを受けて、メニエール病なのか突発性難聴なのか若干判断に迷う様子。だいずのようにメニエール病でもめまいが無い場合はとくに、突発性難聴の区別をつけにくいらしい。
突発性難聴だと聴こえないことが自覚できるほどの「高度」の難聴が起こるので。だいずの場合は当てはまらない(はず)。メニエールだったら、聴力は戻ったり悪くなったりを繰り返すみたいなんだけれど。だいずの場合、9月の初診から現在(4月)まで聴力が落ちたまま変わらないのがメニエール的ではないそうで。念のため頭部MRIを11月に撮ったけど異常は見つからず。5月も同じだったら一度大きな病院で診てもらおう、と言われている。
薬は。最初にステロイド剤で内耳水腫をおさえたあと、メニエールのための薬「イソバイト」(利尿)と、神経修復・むくみ改善のためのビタミンB12・漢方・ATP顆粒。
イソバイトは湿疹が出ちゃうので1週間飲んだだけ、あとはB12とATP、漢方のみ。B12とATPは薬というよりはサプリのようなものだから。今やってるのは漢方頼みの治療ということです。
メニエール病とは
メニエール病といえばめまい、というイメージがあったんだけれど。めまいのうちメニエール病によるものは約10%のみだそう。内耳の内リンパ水腫によるものらしいけど、なぜ水腫が起きるのか原因は今のところ不明で。2020年4月の情報では、内耳構造の生まれつきの異常、アレルギー、自己免疫疾患、内耳への血流不足が要因として挙げられていて、単独ではなくいくつかの要因が重なって発症するとされている。ストレスや疲れが溜まったときに再発しやすい。
眩暈のない蝸牛型メニエール病を何度か繰り返すうちに、強い回転性めまいを伴う本格的なメニエール病に移行することが多い(怖い!)。
突発性難聴も原因もはっきりとしてないようで。主に考えられるのはウイルス感染(インフルエンザ、ヘルペスなど)と血流障害。あと自己免疫疾患も。で、軽度ならば治療もステロイド剤+ビタミンB12+循環改善剤だから。。。となるとメニエールと結構似てるんだよね。
難聴が「軽度」な限り、だいたい同じような治療をすることになるから。メニエールか突発性難聴かで判断を迷ったとしても大きな問題にはならないんだと思う。だいずの場合は特に、発疹出ちゃうからイソバイト(メニエールのための薬)を飲めないのでね。
いま思うこと
これが日本的西洋医学の限界というやつか
耳鼻科の先生は- 発症したとき首の痛みがあったこと
- 鶏ガラスープを飲むと翌日めまいが出たこと
首の痛みは血流不足、鶏ガラスープは自己免疫疾患と関連しているんだと、だいずは体感していて。でも、耳鼻科医が診るのはあくまで耳や鼻の器官だけだから。
原因が良く分かっていない症状、自己免疫疾患が原因と考えられる症状、というのはカラダを部位ごとに分けて診るだけのシステムでは対処しきれないんだってことを身をもって理解した感じ。
3年前に罹ったぶどう膜炎も同じ。原因ははっきりしないけれど自己免疫疾患が関わってると考えられてる病気で。
発症したときの体調(汗の出方とか、ずっと寝てるのとか、寝汗とか)も、ぶどう膜炎のときと似てたし。オナカが壊れやすくて壊れると症状がひどくなるのも同じ。
目のときは、オナカを手で触ってもヒリヒリするぐらいに腸の炎症がひどかったので、何を食べてもオナカを壊す感じだったけれど。今回は、食事に相当気を付けていたので。何を食べると悪くなるのかが自分でも気づけたから。自己免疫疾患って、リーキーガットが起こしてるんだろうなーってのも実感できたわ。
この、血流不足と、リーキーガットについて、今回の病気のために試したことや感じたことはまた、別の日記にまとめる予定。
コロナとの関係?
発症したのが8月下旬、その後悪化したのが1月下旬。東京都のコロナ陽性者数がピークだったタイミングと一致しているのは偶然なのか?突発性難聴と関連があるとされるのがウィルス(インフルエンザなど)だったりするのと。3年前も不調の始まりにインフルエンザに罹ったことを思い出し。
「感染」に至らなくても、体内に侵入したウィルスと戦うために免疫系が炎症を煽るので。カラダが炎症しやすい状態になっちゃうんだと思うのよね。それが自己免疫疾患を暴走させたんじゃなかろうか、と。
感染とは
病原体が感染源から感染経路を通じて宿主に伝わり、病原体の感染力が宿主の抵抗力を上回った時に成立します。
病原体が感染源から感染経路を通じて宿主に伝わり、病原体の感染力が宿主の抵抗力を上回った時に成立します。
炎症とは
感染や外傷によって組織が障害されると、身体はその原因を排除し、組織を修復しようとします。この一連の反応が炎症で、これは刺激に対する防御反応と言えます。
感染や外傷によって組織が障害されると、身体はその原因を排除し、組織を修復しようとします。この一連の反応が炎症で、これは刺激に対する防御反応と言えます。
自己免疫疾患とは
何らかの原因によって、自己と非自己の識別ができなくなったもの。自己免疫疾患では正常細胞を異物として認識してしまい、組織の障害などが起こります。
(青枠内、ハーバルセラピストコースのテキストから抜粋)何らかの原因によって、自己と非自己の識別ができなくなったもの。自己免疫疾患では正常細胞を異物として認識してしまい、組織の障害などが起こります。
自分が関心があるからかもしれないけれど。コロナ感染者の症状や、ワクチン接種者の副反応で難聴になったって人、よく見かけるのでね。どうなんだろうなーと思って。
<附録>診断・薬の処方の記録
9月3日初診
外側から耳の中を見ても何も問題ない。
聴力検査では左耳の聴力が落ちていて、少し聞き取りにくくなっていた(自覚なし)。
(聴かれてみてそういえば)1カ月ぐらいまえに1日だけ眩暈があり寝込んだ日があった。
ゴボゴボが始まるのと同じタイミングで首の痛みが酷くなったことは関連性あるのか質問、関係ないと言われた。
- プレドニン錠 … ステロイド剤。6日分。最初の2日間は朝夜各4錠、徐々に減らす
- レパミド錠 … 胃粘膜の保護・修復。プレドニンで胃が荒れるので。毎食後1錠
- メコバラミン錠 … ビタミンB12、傷ついた末梢神経を修復
- アデホスコーワ顆粒 … ATP(もともと体内に存在、食べ物を分解して生成される物質)毎食後1包
- 五苓散 … 水分代謝がうまくいかない状態を改善。頭痛・吐き気などを伴う水溶性下痢、むくみ等。食前1包
五苓散の効果か、最初の3日間ぐらい、尿の量が驚くほど増えた。家出る前にトイレ行っても、徒歩6分・最寄り駅に着くころにはもうトイレに行きたくなったり。
9月10日
相変わらずゴボゴボしてることを伝え。聴力検査は前回と変わらず左耳の聴力が落ちてる。たぶん、メニエール病だろうということで、メニエール病に効く薬(イソバイト)と、あとステロイドの代わりにステロイド的な効果のある漢方「柴苓湯」を出された。だいずの場合は、めまいは弱くて耳詰まり・難聴が主な症状。それは内耳のどこが腫れるか?によるらしい。
メニエールは症状を繰り返すのだけれど。予防はどうしたら?と聞いたら、夜更かしなど不摂生をやめることだと。耳が聞こえなくなるような病気なのに対策はそれだけか?とガッカリ。
- <継続>メコバラミン錠(ビタミンB12)、アデホスコーワ顆粒(ATP)
- 柴苓湯 … 抗炎症作用を持つ「小柴故湯」と「五苓散」を合わせた漢方薬
- イソバイトシロップ … 血液の浸透圧を増大させて利尿作用を起こす液剤
- <喉の腫れがあったので>カルボシステイン錠、トラネキサム酸錠、イブプロフェン錠
3日後ぐらいから腕と足に発疹。
9月24日
症状に変化なし、聴力も変わらず。発疹を診てもらい、イソバイトが原因だろうということでイソバイトを中止。メニエールにはイソバイトが効くんだけどなと、先生は残念そう。五苓散が良く効いたのでまた出してもらえるようお願いした。
- <継続>メコバラミン錠(ビタミンB12)、アデホスコーワ顆粒(ATP)
- <再開>五苓散
五苓散は初回ほど効き目を感じない。むくみはまだあるのに。
10月8日
症状に変化なし、聴力も変わらず。もう1回ステロイド剤を飲んでみることに。
- <継続>メコバラミン錠(ビタミンB12)、アデホスコーワ顆粒(ATP)、五苓散
- <再開>プレドニン錠(初回と同じ飲み方)、レパミド錠
処方薬局で「神経の薬は効き目が穏やかなので、、、(すぐには効き目が出ないです的なニュアンス)」と言われたこともあり。薬では治る予感がまったく無いし、自分では首の痛みも関連があると感じていて。整体、鍼灸など、ほかの解決法を探し始めた。
10月18日・11月2日
耳詰まり感、最初の頃よりは弱まったけどまだまだ続いている。聴力もほぼ変わらず。(11月2日)ほかに原因がないか、念のため頭部MRIを撮影。結果、問題は見つからず。長い付き合いになりそうだね、的なことを言われる。
メニエールか突発性難聴か判断が難しいのか。突発性難聴は片耳まったく聞こえなくなるけど、だいずの場合はまったく聞こえないわけじゃなかったよね?だからメニエールだよなぁ、みたいなことを言っていた。
- <継続>メコバラミン錠(ビタミンB12)、アデホスコーワ顆粒(ATP)、五苓散
12月14日・2月3日・4月1日
耳詰まり感、最初の頃よりは弱まったけどまだまだ続いている。聴力もほぼ変わらず。五苓散は耳がゴボゴボするときに飲むように、と処方再開。年末に骨付き肉でとった鶏ガラスープを飲んだら翌日眩暈がして耳詰まりが酷くなったことを伝えたら、症状が出ているときに診せてもらわないと分からないと言われた。
<2月3日>喉と鼻の粘膜が真っ赤。言われてみれば沁みる感じがしてた。花粉が飛び始めて鼻炎が酷くなると耳の症状にも影響する、ということで。点鼻液とヒスタミン剤を出してもらった。
- <継続>メコバラミン錠(ビタミンB12)、アデホスコーワ顆粒(ATP)
- <再開>五苓散
- ピラノア錠 … 抗ヒスタミン薬。かゆみを抑える・鼻炎の症状を和らげる。
- モメタゾン点鼻液 … ステロイド剤。鼻炎の症状を和らげる。
年末の眩暈は1日だけで耳詰まりも1週間ぐらいで落ち着いたので診せには行かなかった。メニエール病について調べていくと、II型コラーゲン抗体の関連について検証するような文献がいくつか出てきたので。そういう話に発展するのかなーと期待したけど、そうはならなかった。
耳詰まりの変化について、自分では食べ物の影響が大きいように感じているのだけれど。そういう相談は耳鼻科ではしてもらえないんだね。この耳鼻科だけなのか、どこに行ってもそうなのか。
<次回受診は5月・ゴールデンウィーク明けの予定>