ちかごろのだいず、南インドカレーが美味しくて、食べたくてしかたない。
美味しいだけでなくて、食べた後にオナカがスッキリする感じが好きなんだよね。
野菜をたっぷり美味しく食べられるし、スパイスも体に良いし。そして、バスマティライスの香りとパラパラ軽い感じと、サラサラとしたカレーの組み合わせが素晴らしい。ふっくらもっちりした日本米も美味しくて好きだけれど、食後にオナカが重い感じがしちゃうのね。バスマティ米やタイ米にはそれがないのが良い。
だから、ウチでも作れるようになりたいなーって思い始めてたんだけれど。
スパイスや米をたくさん揃えちゃったあとで、やっぱ面倒、とか、うまく作れなかったりして、ダメだこりゃ、って、揃えた食材を持て余すことになるのが嫌だったので。
ひとまず今ウチにあるものでポークビンダルーを作ってみたよ。
なんでまたポークビンダルーを選んだのか、あんまり深い理由はないね。今は骨付きの鶏肉を煮込んだスープを飲むと翌日にめまいが出てしまうので。手軽な豚肉を使ったレシピを探してたどり着いたの。
まったく知らなかったけど、去年ぐらいから流行ってるみたいね、酸っぱいカレー。
ポークビンダルーとは
ポークビンダルーは、ポルトガル人がインドの西海岸地方のゴアにもたらした料理です。ポルトガルではポークにワインビネガーやニンニク等をたっぷり漬込んでから煮込んで作りますが、ゴアでは、さらにたっぷりのスパイスやチリーを加えてアレンジされています。ゴアの宝と言っても過言ではない料理で、辛味と酸味の味わいを効かせたインドカレーです。(日本エスニック協会サイトより)
インド料理店だと、肉はチキンかマトン(羊)。牛や豚を食べないのは宗教上の理由。カレー粉で作るポークビンダルー
参考にしたレシピ↓エスビー(S&B)のカレー粉を使ったレシピ「ポークビンダルー」
カレー粉はナイル商会のカレー粉「インデラカレー・スタンダード(Amazon)」
お米はジャスミンライス(タイ米)、酢は米酢、トマト缶は苦手だから生トマト、などなど、ウチにある食材に置き換えて。
こんな感じで作りました↓
<食材>
豚バラブロック 300g 5cm角に切る
★米酢 大さじ2
★おろしニンニク 小さじ1
★おろしショウガ 小さじ1
★カレー粉 大さじ1
★塩・砂糖 各小さじ1
玉ねぎ 200g 縦半分の長さの薄切り
トマト 100g ざく切り
米油 大さじ2
水 300ml
豚バラブロック 300g 5cm角に切る
★米酢 大さじ2
★おろしニンニク 小さじ1
★おろしショウガ 小さじ1
★カレー粉 大さじ1
★塩・砂糖 各小さじ1
玉ねぎ 200g 縦半分の長さの薄切り
トマト 100g ざく切り
米油 大さじ2
水 300ml
- <下準備>ジップロックに★を混ぜたものと豚を一緒に入れてまんべんなく絡めでから冷蔵庫で一晩寝かす(時間がなければ3時間でも良し)
- 鍋に米油を熱し、玉ねぎを中火で10分炒める
- トマトを加えて1分、1の豚をマリネ液ごと加えて1~2分炒める
- 水を加え沸騰したら弱火で30分煮込む(蓋は少し開ける)
- 塩で味を調えて完成
夕飯だからさ、食卓のライトの下だと写真がうまく撮れないですね。。。
でもこれ、感動的な美味しさでした。酸味が効いてとても良い。
普段、日本のカレールーと豚バラで作るときって、豚バラはフライパンで表面焼いて、ある程度脂を落としてから鍋に投入してたから。この作り方だとそうとう脂ギトギトになるんじゃないかというのが心配だったのだけれど。
食べた感じは、ぜんぜん気にならなかったよ。
これ、夕食に作ってオットにも食べてもらったんだけれど。評価良くて。こういうのなら、だいずのインドカレー料理にも付き合うよ、って言ってくれたから。
このレシピ選んだ良かったわー。
右側に添えたのは、印度カリー子さんの「無限キャベツカレー」。
ゆほびかweb 「【無限スパイスキャベツ】スパイス料理で7㎏やせた印度カリー子さんのやみつき!」
↑最後に出てくるレシピ。
ここではいろいろスパイスを使ってるけれど、「はじめのスパイス」は無し、パウダースパイスはここにある量を全部カレー粉に置き換えて。カレー粉大さじ1で作ってもかなり美味しかった。オットはこれは苦手みたいだから(単なる野菜嫌い)、これは自分用のレシピだな。
カレー粉を使わないポークビンダルー
ポークビンダルー、カレー粉でも十分美味しくできたので。これはぜひとも、ちゃんとスパイス使って作ってみたくなっちゃって。とりあえず基本と思われるスパイス(パウダー)を4種類を調達してもう一回作ってみたの。(ホールスパイスは、ハーブティーとかホットワインにも使うものが手元にあるのです)
なんとエスビーさん、カレー粉ではなくスパイスを使ったレシピも掲載してるのです↓
エスビーさんのレシピ「ポークビンダルー」
これを参考に。カレー粉レシピの「カレー粉大さじ1」を
- コリアンダーパウダー 小さじ2
- クミンパウダー 小さじ1
- ターメリックパウダー 小さじ1/4
- 唐辛子パウダー 小さじ1/2
- クローブホール 3粒
- カルダモンホール 1粒
- シナモンホール 1かけら
見た目もだいたい、カレー粉と同じなんだけれど。
味の雰囲気がまったく違った!
だいずはこっちのほうが断然好き。なんというかうまく表現できないんだけれど、爽やかで、フルーティーなの。フルーツいっこも入ってないけどね。今まで経験したことのない世界!ってのは大袈裟かしら。
オットは、これも悪くないけどカレーじゃない、何食べてるか分からない、と。カレー粉を使ったほうがカレー(今まで食べてきたカレー)の味がするから、カレー粉で作ったほうが好きなんだって。オットは食については保守的なんだなー、やっぱり。
ということで。
だいず、まだまだ知らなかった、スパイスの世界への扉を開いてしまったっぽいです。
あっという間に沼にハマってしまわないように、なるべく浅瀬を探して、ゆっくり足を踏み入れていきたいと思う次第です。